ダラダラ遅起きしてしまった土曜朝。
おっといかんぞとガバっと跳ね起き、まずはコオヒイひいてレコオド流して休日恒例ヴァイナルカフェ。
ってそんなジョーイ・テンペストじゃあるまいしっ。(ドッ
JOHN NORUM / 「Total Control」(1987)
お前のいとこはジョン・ノーラム、1987年にリリースした、昭和歌謡ボーイズバンド幼ロピ園から祝ご卒園してからの、ソロ活一枚目。
「全て俺がコントロールしてやる!」と、それまで貯まりきった鬱憤を腹の底から吐き出すかのタイトルから伝わるように、よくもハリウッドの右も左もわからない田舎北欧おのぼりさんをあんなお前らを女子供向けカウントダウンMTV仕様のキラキラアイドル人形にしてやろうかしやがって!と、憎しみのプレイを弾き散らかし。
なかでもギターソロパートにおいては、ここからは俺のターンだとばかりにジョンノー村の時間の時間。
とはいえ、そこはやはりゲイリー・ムーア影響直下だったジョン野村のこと。
そうやすやすとは、風雲シュラプネル城みたいに最強中学生を競っては血を血で洗う初代護廷十三隊のようなネオクラ脳筋シュレッドバトルだけに終始しない。
ブルージーなハードロックを中心に、本巣の扉が7つもあるホテルみたいにピ園ピ園したり、気分でホワスネツェペリにメメタアしたり、シンリジりしたり、はたまた時にはお前どこ中の出身校である貴族!イングベェ学園☆の優等生代表らしく、クラシカルな光速ギターもちゃんと飛び出すにゃん。←シュレッディンガーな猫
結果的には、ノームラよしおのソロアルバムとしちゃこの次の、俺を信じるお前のいとこはグレンヒューズと一緒にやったブルータルトゥルースが世だと最高傑作論が集まるんだけど(で確かに名盤なんだけど)、でもこれもやはり地味ながらに名盤だったよねってことで。
なお本作では、ジョン本人のヴォーカル以外にも、この後マジ村(SON)から出世して目出度く貴族入りを果たすものの、毎度ライブではイングヴェイ様直々にありがたくステージ上で尻を蹴りあげられていたため、御大に「あいつは怖がっていつも後ろを向いて小さくなって歌っていたよ、こんな風になwww」とちじこまった姿を滑稽に真似されていたヨラン・エドマンも、本作のゲストシンガーとして参加し尻を蹴りあげられている(いない)。
(※註1)
あ、あと最後に余談ながら、B1“Back On The Streets”が、実はヴィニー・ヴィンセントはイン便所が書いた曲だったことを随分後になって知ったのだが、でもだからといって「それで?」って真顔で答えたくなる位にクソほど全く大し
※註1:前にネット上で見た、この後に抜けたヨラン・エドマンに再加入の打診を断られて「コイツ如きの分際で!」と激昂たれした貴族様が、友人にGUNS N’ ROSESのマネージャーを名乗らせてはヨランに電話させ、ガンズ参加を俺様サギしてはヌカ喜びに興奮している様子を「ザマアwwww」とプギャーしてみせたという、凄いよく出来た逸話。
あれ、ホントだったらクズすぎて最高だけど、でも多分本当なんだろうな。
- アーティスト名:JOHN NORUM
- 出身:スウェーデン
- 作品名:「Total Control」
- リリース:1987年
- HARD ROCK, HEAVY METAL, 様式美, 北欧メタル,
よって、そのほとんどが70~80年代の古いものばかり。
尤も音楽批評というかしこまったものよりは、大概がただの独り言程度のたわいない呟きなので、ゆるーく本気にせず(笑)読んでいただければ幸いです。