GW終盤にも、やっぱりコオヒイひいてレコオド流して休日恒例ヴァイナルカフェ。
そして、いつも心にピストルを。
SEX PISTOLS/「Never Mind The Bollocks(勝手にしやがれ)」(1977)

1977年、秋。
ロンドンのストリートにたむろしてた四人のチンピラどもが、マルコム・マクラーレンとかいうウサン臭いイカサマ師にそそのかされて作り上げた、たった一発だけの、しかし唯一無二のロックンロール。
それがこのレコードだ。
シングル数枚、そしてスタジオ・アルバムはたったこの一枚のみ。
何せレーベル下でのまともな活動、わずかに2年足らずのこと。
しかしそれこそがロックの歴史にSEX PISTOLSという大きな銃痕を刻み込んだ。
そしてパンクは、そこから大きな産声を世界中に喚き立てることになる。
ロック好きなら皆が知ってる、余りにも有名な話だ。
今、丁度ぼくの部屋で流れているこれは、日本国内盤。
リリースは裏ジャケに、1982年と書かれている。
つまりは1978年の日本コロムビアからのオリジナルから遅れて、4年ほど。
B面に“Submission”、ま実際んとこ別段なんてことのない曲なんだが、でもそれを含むぼくら世代にはむしろこっちがお馴染みなビクターからの再発盤だ。
そういやぼくも昔、この再発盤をレンタルレコード屋で借りて、テープに録音しては擦り切れるくらいバカみたいに繰り返し聴いていたっけ。
何せ、時すでに80年代初頭のことだ。
日本でこれが再発される頃には、バンドはとっくの昔に解散し、
パンクの大風はとうに過去のものと吹き終わり、
そしてすでにシド・ビシャス(Ba)は、もうこの世にはいなくなってしまっていた。
だけど数世代下だった僕たちはそのあとから、ピストルズへの憧憬と幻影をこのアルバムに追いかけて、よくわからなかったパンクというものにあこがれては、まるでイカサマにコロッとそそのかされたかのようにロックの泥濘へずぶずぶ漬かっていくのだった。(※1)
1978年、
結局最初で最後となったアメリカツアーは、サンフランシスコでの(実質的な)ラストライブにて、その最後の最後のこと。
沸き立つ観衆に向かって、ヘラつきながらジョニー・ロットン(Vo)は、ステージ上からこう吐き捨てて去っていきやがった。
「騙された気分はどうだい?」
ロック好きなら皆が知ってる、余りにも有名な、
そしてこんな後追いの身ですらイカサマをくらってしまったぼくの胸に、余りにも染みる、
何ともいい話さ。
※1:

SEX PISTOLS / “Never Mind The Bollocks”(1978)
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| ヴァイナルカフェとは |
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近年やっとアナログレコードにハマった超絶情弱時代乗り遅れ管理人、黒崎正刀が、休日の朝に趣味でコオヒイをひいて、その日の気分で持ってるレコオドを流し、まったり鑑賞している間にゆるーくSNSなどで書いているものを、こちらのブログに転用したもの。 |


