今週のチェック(2025/12/14) / RISE OF THE NORTHSTAR, CRYPTOPSY, MILITARIE GUN, HOT MILK, -The Weekly Reviews

RISE OF THE NORTHSTAR, CRYPTOPSY, MILITARIE GUN, HOT MILK, 今週のチェック
RISE OF THE NORTHSTAR, CRYPTOPSY, MILITARIE GUN, HOT MILK,
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RISE OF THE NORTHSTAR / 「Chapter 4 : Red Falcon Super Battle! Neo Paris War!!」 :84p

RISE OF THE NORTHSTAR / 「Chapter 4 : Red Falcon Super Battle! Neo Paris War!!」

RISE OF THE NORTHSTAR / 「Chapter 4 : Red Falcon Super Battle! Neo Paris War!!」

新作、普通にちゃんとカッコいいのかよ!

「北斗の拳」からその名を取ってのデビュー以来、フランスかの地からクールジャパンのアニメ、平成ジャンプバトル/不良漫画に対する間違った愛と熱情をメタルコア/ラップコアへと直進行軍させてきた我らが魁!RISE OF THE あばれる君 NORTHSTARさん。
(民明書房より)

RISE OF THE NORTHSTAR

↑憧れの日本に学生服で訪日してきてしまった欧米人の不良集団の怪しさにおびえる少女

4thとなる本作では、上の前作「Showdown」(2023年)を継いでのスーパーロボット大戦、
しかも「Chapter 4 : Red Falcon Super Battle! Neo Paris War!!」というわけで、
野郎ども今度はネオ・パリ戦争だーーーっ!!
おーーーーっ!!Paris is burningーっ、ジャガガガガガーっ!

と案の定、いつも通りに間違った漫画/アニメ愛で空が落ちてくるサイヤスタイルが胸アツで、最高だぜお兄ちゃん。

今回もジャケにある通り、スーパーベジータことヴィティアさん(Vo)自身がかんがえたさいきょうのきょだいろぼっとレッドファルコン号を駆りては、サンゴッドV エヴァテイストな日本語導くロボ出撃シーンのイントロSEに続いて、いきなり武丸さんご登場。
待ってたぜェ!!この瞬間をよォー!!とばかりにジャッジメントナイトのサントラでもおっ始めんのかな怒号乱れ撃つ激重メタルへと雪崩込むミクスチャーハーコーヤンキーバトル展開には、英ケランゲの気持ちでも「何このジャパニーズのnerdyなアニヲタとbloody-mindedなDQNYハードコアのlow-IQなマッチングwww」と絶賛される始末。

音楽性としてはやはりこれまで同様、AGNOSTIC FRONTSICK OF IT ALLあたりの屈強なUSハードコア/クロスオーヴァーをルーツにしつつも、そこにKORNやらMACHINE HEADやらのエッセンスを取り込んで、かつWU-TANG CLANICE CUBEなどの初期ギャングスタラップにも強く共鳴するといった、要はBIOHAZARDあたりのリンプ/リンキン以前の硬派なマッチョ感が全然強かった90年代ハードコア、ミクスチャーに通じるような輩サウンドを標榜。

ややながら前作までのSLIPKNOT感は減ったものの、そのぶん時折これなんてレイジなんですけどマシンや陰金くぱぁソースを使っての味変技。
それもあんのか、これまで以上にメロディックさが増しており、抑揚とメタリックな質感が高まっているのも嬉しいところか。

相変わらず何言ってっか全くわかんないけどクッソいかっちいのだけはよく分かるフランス語FURYOラップヴォーカルで、「ニホ~ン、パリ~ス」(M3“Neo Paris”)の双都市をサイヤスピリッツで結びつつ、NIKEへの間違った敬意を示した曲名からも頭のかしこさが伝わるM9“A.I.R.Max”など、この人たちらしいほっこりさせられる微笑ましさも未だ健在。

しかしそれらの一方でこのところアルバムを重ねるごとに作品としてのクオリティに加えてシリアスさや本格さが増しており、そろそろ色モノ・ネタモノっぽいB級臭が消えて「割と普通にちゃんといい」感が大きく高まってんのが、初期からのファンとしては寂しい反面、頼もしくもあったり。

なので前回までの贔屓目レーティングと違って、今回は評点も別段差っ引く必要もなく、ちゃんとこんくらいはあげても全然いいレベルの格好良さってことで。

CRYPTOPSY / 「An Insatiable Violence」 :86p

CRYPTOPSY / 「An Insatiable Violence」

CRYPTOPSY / 「An Insatiable Violence」

2025年も終わり見えてきたし、今のうちに年間ベスト入り候補の取りこぼし拾っとかないと、ってことで今年6月位にリリースした、CRYPTOPSYの目下新作アルバムがそういやめっちゃ良かった件。

ってあれ、こいつらって前作出たばっかじゃなかったっけ、と思ったけど既に2年位はゆうに経ってんだからあな恐ろしや。

そんなわけでカナダの生けるテックデス・レジェンドクソリプCRYPTOPSYさん、これで9thとか。
今回もメンバーは変わってないようだけど、でも基本ドラマーにフロ・モーニエがいればCRYPTOPSYだから大丈夫だ。(違

作風としては前作同様というか、今更揺るぐわけがない(揺らいだけど)クリプト流凶暴デスメタルを基軸にしつつ、しかし初期に比べると変態さが落ちついてスッキリ顔なのが令和仕様。

その高速・緻密な高火力殺戮ブルデスは、超絶ドラムをはじめハイテクニカルな技量を駆使した轟轟たる破壊力の高さをほこる一方、昔に比べるとかなりキャッチーで親しみやすく、特にギターはメロディックパートが強調されているのもその魅力となっていて、今回も各所でそれを発揮する。

M1“The Nimis Adoration”やM5“The Art Of Emptiness”などでの、残虐さの中から吹き上がるジャジーかつクラシカルなソロワークや、こっから王蟲とたわむれてランランララし始めんのかなイントロから物悲しく荘厳なメロを炙りあげるM6“Our Great Deception”などはまさにその骨頂、
そんな技巧派デスメタならではな殺傷力と美麗さの調和がここにきて磨き極まってきた感あり。

しかも今回は特に楽曲レベルが高く、また前作以上に耳を捉えるメロが増えたといった印象だが、とはいえしかし。
勿論ながら、刃牙地下トーナメントばりに強豪ひしめくこのエクストリーム界隈でも突出の猛者ドラマーと数えられるモーニエたん怒涛の超速鬼神ビートもすこぶる健在だし、また高低ともに荒ぶるマット・マギャキー多田野野獣ヴォーカルも爽快だ。
(ちなM7“Embrace the Nihility”には元ヴォーカリストのマイク・ディサルヴォが参加)

にしても、前作「As Gomorrah Burns」(2023年)から割と短スパンながら、しかもそれをも上回るこの充実作を手早く出してくるなど、バンド活動のテンションも高まっているのか、実によきことなり。

え、
しゃべらない王様がどうしたって?
あははは、そんなデスコアバンドじゃあるまいし!(どっ
(2度目)

MILITARIE GUN: 「God Save the Gun」 :70p

MILITARIE GUN: 「God Save the Gun」

MILITARIE GUN: 「God Save the Gun」

ちょっと長くなってっからここからは巻き巻きで。

その出自はパワーバイオレンス・バンドだったらしい、ハードコアのストレートな熱感やアグレッシヴさにナイーヴなインディーロックをあわせたような前作「Life Under The Gun」(2023年)が話題になって名を高めた、イアン・シェルトン(Vo)を中心とする米LAの、何だろ、エモコアというか現オルタナなのかなバンド。
本2ndも各所結構なご評判のご様子で、何でもTURNSTILEの次とも一部声が高まってるとか何だとか。

「次」が速いのが現代高度情報化社会の悪癖とそれについていけないおっさんの悲しい宿命だが、そんなことはさておき。
タイトル繋がりから見る通り、本作は前作の続編もしくは同テーマになっているようだが、細かいことは不明てか知らん。

しかし作品を重ねるごと、従来ハードコア要員だったヴォーカルは叫びを捨ててメロディックに歌い上げるタイプと化し、それにつれてザラついたラフな音楽性はその圧と尖ったエッジをぐっと抑える一方、シンセやアコースティックなどを加えて明度と繊細さと小綺麗さを強めたインディーロック/ポップパンク、あるいはパワーポップへと鞍替え転向。

尤もロックらしいダイナミズムやエネルギッシュさ自体はなくなったわけではないうえ、そのぶん増えた予算に見合った明朗なポップさやスケールの伴ったメジャー感がぐぐっと強化されてきているのも確かで、例えばPV曲となっている躍動感が色めくM2“BADIDEA”(↓)などはその最たるもの。

他にもちょっとニューウェイブっぽいシンセが印象的で甘酸っぱいM4“God Owes Me Money”や、どこかブリットロックぽくもあるM8“Kick”、軽やかドリーミンなM9“Laugh At Me”などフックの効いた曲もそりゃ明らかに多くなって紛れなく作品レベルは上がっちゃいるしで、これはこれで恐らく正しいんだろうけどさ、んー。

こいつらの初期EP曲漁ると途端に触れられる、ハードコアゆかりの汗っぽくギラついた熱度や砂利砂利した生々しい衝動は最早スポイルされちまって、なんだか良くも悪くも普通によく出来たそこらのオルタナポップロックになっちゃったな、てのが偽らずな本音だったり。
なので評点はそれに従ってのものとしとく。出来自体はいいです。

HOT MILK / 「Corporation P.O.P.」 :82p

「Corporation P.O.P.」

HOT MILK / 「Corporation P.O.P.」

これもサクっと年末こぼれ枠、
リリースされた夏前にはよくジムで走るときのお供にしてたのすっかり忘れて、今頃しれっと拾いあげてみる、英マンチェスター出身男女ツインボーカルスタイルのモダンメタル?パンク?なのかよう知らんが、これで2nd。

Zジェネ感覚でポップパンクみたいなのやってみたなこれ、ニューメタル、オルタナ、ポスコアからデジデジなインダストリアル、テクノ、EDM、ハイパーポップもニューウェイヴもブリングもミーもホリズンも全部一緒くたな、いい意味で自由で雑多でお気軽でフッ軽で何でもあり。
ここらへんの、イギリス製なのに鼻に付かず斜に構えずおスノッぶらずとお品性ロキソニンどもを近づかせない、ちゃんと真っ当にチャラくベタでミーハーなあげぽよパンク/メタルやれてんの、まずは好き。

しかもそんな頭使わなくていいハッチャケパリピノリらしい、活きと勢いの良さによる即効性と瞬間風速力のぶんだけ軽薄で雑駁かと思いきや、意外と意外に作り込めてて、いやマジでかなり粒揃いで仕上がり良く出来てやんの。
PVトラック(↓)のM3“The American Machine”なんて、めっちゃカッコイイじゃないか。

若さとパワーで混ぜ合わせこね合わせてはアレもコレも引っ張ってなこのおちんぽホットミルク、オリジナリティとかそういうのはいいから系なので、どこかで聴いたことあんなって曲ばっかりな気もしないわけじゃないけど、こんなんは所詮うまくやったもん勝ち。
いんだよコンビニ弁当メタルは、こういうので。

ま、ぺらぺらとあんま語る類のもんじゃないわな、
バカみたいな音量で、何も考えずお手軽気分でガンガン流すのが気持ちいいアルバム。

以上、今週の4枚でした。

おフランスのあばれる君とクソリプシーは年間ベスト10以内候補枠ってことで。
おちんぽミルクはそこまでいかないけど、でも旬のウチに年越す前に挙げとかないとってことで。
ミリタリーガンは、出来自体はいいです。(そればっか)

ではまた。

RISE OF THE NORTHSTAR, CRYPTOPSY, MILITARIE GUN, HOT MILK,

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一応しとく注意
・レーティングはあくまで書いてる人の個人的な気分と機嫌のみに基づいたものです。
・ネタが古い、おっさん臭い、と言われても古いおっさんが書いているので、仕様です。
・ふざけたこと書きやがってと言われても、ふざけて書いているのでお許しください。
・ネット上のものがすべて本当だと捉えがちなおじいちゃんや、ネット上のものにはケチつけても許されると思いがちな思春期のおこさまのご意見は全てスルーします。
・要するに、寛大な大人のご対応をよろしくお願いします。な?
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