今週のチェック/IN FLAMES, PARAMORE, …AND OCEANS, PIERCE THE VAIL-The Weekly Reviews

IN FLAMES, PARAMORE, ...AND OCEANS, PIERCE THE VAIL 今週のチェック
IN FLAMES, PARAMORE, ...AND OCEANS, PIERCE THE VAIL
スポンサーリンク

IN FLAMES/”Foregone”:74p

IN FLAMES/"Foregon"

IN FLAMES/”Foregon”

元祖北欧メロデスの雄による、やれば出来んじゃねーかな散々迷い道しての原点回帰。

寒風吹きすさぶす枯れた北欧情緒を思わせるM1“The Beginning Of All Things That Will End”から始まるジェスターレースで鳥の死骸も1996年のイエテボリに向かって一斉に飛び立たん疾風怒濤メロデスM2“State of Slow Decay”

アメリカ出たては謎の白衣着てピョンピョンとステージで跳ねはしゃいでたオシャレ野郎アンダース・フリーデン(Vo)も、あの頃の白歴史の恥じらいを思い出しては打ち消すかのように野獣のごとく吠えまくる。

さらには続くM3“Meet Your Maker”でも、ゼロ年代初頭の往年サイバーメロデスを彷彿させん、その名の通りなリロートトゥリメイン。

トドメのM8“The Great Deceiver”もまたホラ来る頃ねーとの疾走北欧慟哭メロデスぶりに、いいぞもっとやれとご年配どもも拳あげてデンジャラスに狂乱していると、しかしこれ以降は次第にクリーンヴォイス・メインのかったるくて地味な近年型オルタナカッコワライメタルへとシフトチェンジ。
段々とこちらも真顔に戻されていきながら「あれもうアルバム終わり?」となって大人しく拳を下ろしつつ、ふとようやくここらでそういえば実はそのメロデス・チューンもかつての往年に比べればそこまでインパクトが別段高くもなかった事実に気がついてしまうという、何なんこの中途半端回帰仕様。

詳しくは個別レビューを参照。

…AND OCEANS/” As in Gardens, So in Tombs”:1p

...AND OCEANS/" As in Gardens, So in Tombs"

…AND OCEANS/” As in Gardens, So in Tombs”

「niko and…」の看板を見るとついジャスティスフォーオールと続けたくなるメタル村老人会の皆様、ちゃんと血圧のお薬飲んでますか?まだお寒く急激に高まりやすい時期ですから、気をつけてくださいね。
こんにちは、「niko and…」の看板を見るとついビジネスイズグッドと続けたくなる黒崎です。
さっき血圧のお薬を飲み忘れたのでちょっと飲んできますね。

さて。
そんなことより実は一昨日からこのシンフォブラックメタルバンド、…AND OCEANS FOR ALLの新作を2周ほど聴いたんですけど、これがまー悪いとかイイとかそういう以前の問題として、純粋に音楽として自分でも驚く位に感情が1mmすら動きもしない凡庸さで、レビューしようにも何も「普通」以外の言語が一つも胸から湧き出てきやしない。(真顔)

なので、別に
「普通、以上。」
とだけ書いて終わりにしても良かったのだけど、しかし我らがこのメタル村には、こういうときのために大英帝国のイデオロギーから伝えられし必殺の伝統芸があるので、今回はそれを使わせていただくことにする。

 

以下余白は…AND OCEANS捧げるよ

 

PIERCE THE VAIL/”The Jaws Of Life”:70p

PIERCE THE VAIL/"The Jaws Of Life"

PIERCE THE VAIL/”The Jaws Of Life”

「niko and…」の看板を見るとついジャスティスフォーオールと続けたくなるメタル農村老人会の皆様、もしもし俺だよ俺。
そう、「niko and…」の看板を見るとついビジネスイズグッドと続けたくなる黒崎です。実は上のレビューで1点つけちゃってさー銀行の口座に…

というわけで、…AND OCEANS IS GOOD(よくない)を聴いて以降、すっかりこう、ちゃんとまともに向かい合って何か新作を聴く気になれなくなってしまいました。

参ったなー困ったなーどうすっかなー(鼻毛抜きつつ)と思ってたところ、新譜リストの候補に丁度いいのがあったんで、これでも聴き始めながら書き始めることにしますね。

え、うんそう、これまだ一周目。
え、いや正直よくわかってない。
あ、いやでも全然大丈夫、クソ薄っぺrキャッチーだから。

というわけで令和版WARRENT、米サンディエゴのポストハードコアバンド、久々のニューアルバム。何せこれが7年ぶりの5th。(多分)

そういや結構前にここのメンバーがエレフ村でSTATIC-XとLOSTのPROPHETSをアクタージュしたことで山口メンバーになっていた(やめろ)のをニュースで見かけて以来だったけど、これが事実上の復活作となっているご様子で。

そんな新作は、チャラチャラポップパンクと、ぼくのけみかるろまんすがかんがえたさいきょうを盛り合わせた、チェーン店ホカ弁ワンコインミックス揚げ弁当、以上。

なにせ冒頭M1“Death Of An Executioner”のタイトルからも伝わる、目の周りでも黒く塗って時々叫んどきゃどうせ思春期どもは喜ぶんだろな百均箱売り中学生ゴシックに、「だってカート死んじゃったじゃないですかぁー可哀想じゃないですかぁー、だからNIRVANA聴いたことないんですう」なグランジカッコワライその名もM2“Pass The Nirvana”で、ジュワッジュワッジュワーッ。(イキリ顔)

更にはスマパンの終わりないメランコリーにレディ屁こいてみたM3“Even When I’m Not With You”と、人の痛みが一切わからない曲ばかりが並んでおり、その思慮と含蓄さたるや、午前主婦タイムの民放報道番組の芸人コメンテイターばりの奥深さ。

と皮肉もこぼしたくなるけど、でもそもそもからして受け手側の連中自体がそんな御大層なモンを求めてはおらず、ただの脊髄反応俗情カタルシスが欲しいだけ。
それに嫌いな人いないじゃん唐揚げ弁当、安くて普通に美味くて満腹になればそれでよくねーかっつーコスパロックには何を言ってもそれだけ無駄というもの。

なので後半みんな同じような曲ばっかで、何か間が空いたら情緒不安定気味にギャーーーっ!とか適当に叫んどきゃいいだろというそれをモッシュ向けと言われてもなんだけど、でもしょうがねーだろだってこいつら所詮はチェリーパイだぞ。
そういうのはシェフのこだわり店にでも行ってくれやメタルとして、せいぜいバイト王将餃子ビールレベルの満足度があれば上出来70p、ポイ。

ってあれ?何だかんだでやっぱり…アンドビジネスフォーオーシャン1点より普通に心動かされて、そこそこ書けてるよ!
まだ一周目も終わってないのに。

んじゃ、以下残りの曲も…AND OCEANSに捧げるよ。(鼻くそほじりつつ)

PARAMORE/”This Is Why”:77p

PARAMORE/"This Is Why"

PARAMORE/”This Is Why”

ゼロ年代のアブリル対抗馬なライオット!イーモガールが、テン年代にはインディー・ロック、ポップシンガー界のヒロインと出世していった、ヘイリー・ウィリアムス率いるPARAMORE
しかしこれまでバンドは活動休止だったが、彼女のソロ活動を挟んでようやくの、いわば復活作とも言うべき5年ぶりのニューアルバム、6th。

シンディ・ローパーがグーニーズの結界内に呪霊化したかの前作「After Laughter」から早5年。
世界的パンデミックを経てのオワコンターンから周回代わって今やWILLOWまでがポップパンク標榜しては「PARAMOREみたいな」と形容されるようにもなったこの令和だが、そんな彼女らが取った舵が、ベッタベタのニュー・ウェイヴ堕ち。

もう少し詳しく言えば、GANG OF FOURあたりのUKニュー・ウェイヴをゼロ年代のポストパンク・リヴァイバル感覚で齧りつつ、現代米ポップの派手みある色付けを受けてシェイプさそこそこ抑えめに歌ってみせた…といった感じで、それはSTROKESのビート感でGANG OF FOURやってみたな曲M4“C’est Comme Ça”がシングルカットされているあたりに象徴的か。

よってほとんど新鮮味があるわけでもないぶんだけ、そこはさすが売れっ子。
その混ぜ具合と配分や素材との調合、そして何よりカラバリの変え方と揃え方が一流過ぎて、文句のつけようも難しい。

例えば、のっけからのファンク、ソウルの黒艶をクールに踊らせるタイトルトラックM1“This Is Why”
前作での鮮やかな80年代的シンセポップの色調を、今度はいきなりシックな黒みとミラーボールの輝きへと塗り替えながら70年代へと跳躍してはディスコッコッコしてみせることで、「こっち側から出て来たか」と唸らされるそのセンスと力量よ。
このいっぱしな渋ノリファンキーさがズバ抜けた存在感となっており、これをやれBLOCK PARTYだというのは無理があるが、いやそんな些末はどうでも良くなる格好良さ。

更にそこから、初期ヤー・ヤー・ヤーズのハナについてたサブカル・エキセントリシティを「いや普通に落ち着けよ」と脱臭して現代カラーで仕立てたかのM2“The News”に続いて、90年代R&Bのナイトグルーヴ感覚をインディーロック解釈で軽量化したようなM3“Running Out Of Time”を歌い上げる貫禄たるや。

このように本作はコロコロと表情を変えつつも、全体的にはどちらかというと、これまでのガーリーさを脱した大人の雰囲気、三十代を迎えた彼女のもはや若さハツラツエモっ娘を卒業したアダルティな側面を捉えた内容になっているのが特徴的か。
例えばM5“Big Man,Littlke Dignity”でゆったりと泳ぎ流れる柔和な情感などはまさにそれで、そこに今の彼女らの立脚点を知るかのよう。

しかしその反面、とくに終盤にやたらメロウに寄り添いまくった結果、ドリーミンな照度の柔らかいソフト路線にがっつり固められているせいで、穏やかすぎというか、正直眠くなる。(3点減点はその理由)

無論それもそれな心地よさの魅力だってあるだろうし、決してその品質にケチをつけるべきものでもないので、これは嗜好や気分によるとこ次第ってことで許して頂きたし。

個人的には、THE STROKESの2nd経由でTHE CUREやってみたらTHE CARDIGANSが何故か少し混ざっていたM6“You First”とか、割と好きすね。

以上、今週の4枚でした。
今週はやたら復活作と「後半つまらん」と以下余白が目立つなー。

ちなみにそのアンドジャスティスイズオーシャン1点、今ちょっとだけもっかい聴き返してみたら「MIDIAN」CRADLE OF FILTHオシャレ中学生ジャケ期ディムボガー足してこの令和に水で思いっきり薄めたみたいでした。(知らん)

さすがに1点とかではないが、ちゃんと向かってもせいぜい60p台後半よくて70pくらいが関の山ってところかな。

なおIN FLAMESに関しては、詳細は個別レビューをどうぞ。
ではまた来週。

IN FLAMES, PARAMORE, ...AND OCEANS, PIERCE THE VAIL

IN FLAMES, PARAMORE, …AND OCEANS, PIERCE THE VAIL

一応しとく注意
・レーティングはあくまで書いてる人の個人的な気分と機嫌のみに基づいたものです。
・ネタが古い、おっさん臭い、と言われても古いおっさんが書いているので、仕様です。
・ふざけたこと書きやがってと言われても、ふざけて書いているのでお許しください。
・ネット上のものがすべて本当だと捉えがちなおじいちゃんや、ネット上のものにはケチつけても許されると思いがちな思春期のおこさまのご意見は全てスルーします。
・要するに、寛大な大人のご対応をよろしくお願いします。な?
タイトルとURLをコピーしました