【今週のチェック】BUCKCHERRY、AFI、SILENT WINTER、PAUL GILBERT等

今週のチェック
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ギラッギラでアツすぎていやになる真夏よりも梅雨のほうがまだマシ派男子ですけど、がんばっていきまっしょい。
そんな今週の取り扱い品まとめ。
詳しい解説は、各レビューページをご覧ください。

今週は、どれも秀逸。
「これは絶対にオススメ!」ていうのがない分、どれも普通に悪くないです。
でも今週もちろっとだけ出しちゃうよ、黒い崎っぽ。

SILENT WINTER/「Dragons Dance」:82p

【今週のお勧め】

その音楽性を一言で言えば、メロディック・パワー・メタル。
それも、ジャーマンメタルのそれに限りなく近いストロングスタイルのものだ。
HELLOWEENGAMMA RAYBLIND GUARDIAN
目指しているのは、それらのバンド、しかも彼等が最も充実していた90年代あたりの姿である

マイナーで余りチェックされていないみたいですが、今週はこれをお勧めしておきます。

ギリシャに産み落とされたジャーマンメタル。
そんなこのバンドですが、熱いっす。
Twitterにも書きましたが、最近のこっち系ではズバ抜けてこれ、お気に入り。

なんといっても、激しいのがいい。
ちゃんとパワーなメタルしているのがいい。
エッジィで、ソリットで、ハードで、ファストで、アグレッシヴで、パワフルなのがいい。
しかもそれでいて、メロディックであるという文句のないジャーマンメタル。

あとつまんねーくせにダラダラウンコ垂れ流してる輩と違って、さっくり9曲でおしまい!っていう潔さもいい。
インフレバトルしかないこの業界に学んでもらいたい。
ラストがカヴァー曲ってのもイカしてるぜ。

あ、レビューで書き忘れた一点がそれだ。

ラストのカヴァーテイク、#9″Leave A Light On“の元曲は、ベリンダ・カーライル
ベリンダ・カーライルといえば、みんな(おっさん)だいしゅきTHE GO-GO’Sですよ。

で、その彼女が、ソロ活動で80年代末期に出したヒットシングルがこれ。(↓)
いかにも80年代アメリカンポップな明朗煌めきメロがたまらない名曲であります。

このベリンダ・カーライルといったら80年代洋楽キラキラ☆パツキンアイドルなんだけど、10年以上前にサマソニに出てたときはまだかろうじて綺麗でしたね。今は知らんけど。

PAUL GILBERT/「Werewolves Of Portland」:70p

ジャジーな曲からロックンロール調、ブルーズからスロー・メロウチューンまで、バラエティに富んで幅広く楽曲を取り揃えた内容は、しかしいずれも彼らしいキャッチーなメロディに溢れており、それらを先のようにギターがまるで歌い上げるようにプレイされていく。

あのさー、こんなギターインスト、誰が求めてんの?
…てのが黒い崎っぽからの本音っすよね。やっぱ。

ポップでカラフル、多彩で多才。
じゃあ、歌入れろよ、と。
「ギターが歌う」とか、そういうゆで理論マジいらねーから。
せめて数曲くらいは歌モノ入れてくれ。
聴く気もおきなきゃ意味ねーだろが、信者商売でもしたいのか、と。もうそんな信者も老人ばっかで残ってねーだろが、と。

実際、収録曲は決して悪くないのだから、ギタリストとしてのエゴを通すのはそこら辺までにして、次はいい加減ちゃんと普通にロックして欲しい。
折角ポップでメロディックないい音楽作れる人なんだからさ。

ったく、こういうところ、やあっぱり根っこがストリートリーサルなギタリストなんだよな。

BUCKCHERRY/「Hellbound」:80p

極真っ当な、This Is ロックンロール。
過剰に荒げるでもなく、無駄にイキってハードに構えるでもなく、息するがごとくに、ロックする。
そんなアメリカン・ロックンロールのザ・スタンダード、そのものである。

あらやだ出ちゃいました黒い崎っぽ。
おほほほ、ごめんあそばせ。

で、ばっちぇり。
ばっ、ちぇー、り!

なんかね、普通にいんだよね、今回は。
普通に気持ちいいロックンロール。
前回みたいな、ガリゴリに押せ押せも勿論好きなんだけど、今回はもっと「普通にいい」。
そういうところを、しっかり狙いすましてうまいこと狙い穿ってきてる。

ちなみに今回、ギタリストとして加わったのは元JETBOYの、そのオリメンであるビリー・ロウだという話。

って懐かしいなJETBOYって!
ガンズ以降のバッドボーイズR&R時代の一山幾らの、その一つ。
何故か意味不明でハノイのサム・ヤッファがいたんだ。でも出したアルバムはどれも微妙だったっけなあ…。

ちなみに、今軽くぐぐったら、再結成しててアルバム出しているの知りました。
…まあ別に聴きたくもないんですけど。

AFI/「Bodies」:82p

よりエスセンティックに。
より妖しく、なまめかしく。
より色鮮やかに。
そして、よりポップに。
つまりは、よりニューウェイヴィーに。
そんな、黒くも艷やかに、そして、ぬらぬらと。
このカラーリングの巧みさが、いい

お勧め枠には入れないけれど、それとほぼ同意で、今回もいいっすよAFI
ホント、独自の道を進んでいる。

でも、散々レビューで語ったので、ここでもう言い足すことはないかな。
相変わらずいい曲の詰まったアルバムですので、興味あればどうぞ。

以上、今週の4枚でした。
今週はそこそこの当たり週でしたな。

来週は、ティモ・トルキさんの落差の大きなソロとか、あとは某メタル専門誌で表紙&巻頭インタビューまでしたのにアルバムレビューでハブられたMAMMOTH WVHなどを扱う予定です。

ではまた来週。

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