ダブりもの~YES/「Relayer」(1974)

ヴァイナルカフェ
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朝から洗濯機を2回も回しながら、早朝からだけどやっちまおうかニチアサの今朝もここからコオヒイひいてレコオド流して、休日恒例ヴァイナルカフェ。
何たって今日はこの後、他人の金でA5焼肉忘年会というお楽しみ贅沢接待が待ってるからねー。
さぁ、いっくわよー!

YES/「Relayer」(1974)

ダブり買いをこよなく愛し、いつかはダブリンに住むことを夢見る、そんなダブリスト達にとっての愛すべき日常風景が、このアイキャッチ画像であります。

いや、いいよんなことは、それよりどーすんだこいつら。
既に持ってたじゃねーかよ、ちゃんと聴いてねーからすっかり忘れてたよ。
しかも全く同じ日本盤だから、聴き比べも出来ない。ていうかそもそもそこまでこのアルバム、知らないし、興味もない。
そんな、代替え可能な悲しき現代社会の個の存在を表したこの画像の、なんと社会風刺に富んだアンチテーゼブルなことよ。てゆーかアンチテーゼブルって何だよ今勝手に作りました。

まあ、中古100円棚からの拾い物だったので、1回だけ聴いて90円分楽しんだら、あとは窓から片道フリスビーして残り10円楽しむわ。

と、そんなもしかしてオラオラですかYESのこれ。
1974年リリースの7thだそうです。へえ。

おっと、先に話しておくと、甲高くか細いプログレ声がキモくて苦手で聴けない系男子(おっさん)な上に、昭和おぷろぐれ権威主義にウヘエっとなっていたバカスラッシャーなので、YESも長年、じゃーじゃじゃーじゃ、じゃらりらら!のオレオレロンリハート詐欺くらいしか聴いてきてませんでしたね。
そんなプログレ音痴が書いている内容なので、スルーしていただくのも一興かと。
颯爽と察そうぜ、大人ならさ。な?

さて、アルバムだ。
A面1曲、B面2曲で計3曲とかいう、プログレ初心者を容赦なくふるいにかける血も涙もないハードモード構成。
でもレコードなので、収録時間からすれば40分程度。
これがCD時代以降ならどうなっていたかを考えたら、ぞっとしますね。

本作前に絶頂期を支えてきた人気技巧派キーボーディスト、リック・ウェイクマンが脱退したこともあってか、どうやらこのアルバムに対する当時の評価は結構微妙という、要は割と地味作のようなんですけど、まあ今となっちゃ別にどうでもいいすかね。てか、そもそも知らんし。

まず、A面の長尺曲“The Gates of DElieium”、あんま印象に残らん。
新加入のキーボードによる、ぱらりらっぱ、ぴろりろっぽ、とへんてこなメロが続くんだけど、別に「はぁ…。」って感じ。
後半、たるいし。
それより今鼻毛抜いたら、白いのあたったわ。

でもB面は、いい。
特にB1”Sound Chaser”の、目まぐるしいまでにスリリングでジャジーな多表情さよ。
冒頭、ベースラインが幕を切り、続け様にドラムが切り込んだと思いきや、駆け巡るスティーヴ・ハウのギター。
そんなフュージョニックなテクニカルプレイの怒涛の炸裂から鍵盤により幻想美へと流れ込むという、変拍子のおばけ曲。
てゆーかなんやかんやでスピード感あって躍動的なのが、やっぱりメタラ-には嬉しいところ。
ここだけで60円くらい楽しめました。

しかもそんな熱気を受けて抒情美をきらめかせる”To Be Over”も、ここにあるからいい。
ふと出るエスニックなメロ使いも素敵よね。30円。

と、たっぷり90円楽しんだから、ちょっとこいつ、ベランダからぶん投げてくるわ!

DATE
  • アーティスト名:YES
  • 出身:UK
  • 作品名:「Relayer」
  • リリース:1974年
  • ジャンル:PROGRESSIVE ROCK

 

ヴァイナルカフェとは
近年やっとアナログレコードにハマった超絶情弱時代乗り遅れ管理人、黒崎正刀が、休日の朝に趣味でコオヒイをひいて、その日の気分で持ってるレコオドを流し、まったり鑑賞している間にゆるーくSNSなどで書いているものを、こちらのブログに転用したもの。
よって、そのほとんどが70~80年代の古いものばかり。
尤も音楽批評というかしこまったものよりは、大概がただの独り言程度のたわいない呟きなので、ゆるーく本気にせず(笑)読んでいただければ幸いです。
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