林間学校から帰ってきた娘ちゃんのお土産をいただきつつ、コオヒイひいてレコオド流して、四連休最後の休日恒例ヴァイナルカフェ。
信州シャインマスカットくず餅、んまー。
PRETTY MAIDS/「Future Wolrd」(1987)
HELLOWEENとEvery Little Thingと並んで三大フューチャーワールドと世界遺産化されている、ぷれてぃ☆めいどレッドホットたん&ヘヴィたん(極太ヴォイス)、名作と誉れ高き2nd。
この後の3rd「JUM THE GUN」でクリィミーマミにとちお化するポニョのママ(※2)が、ここではパーマかける機械をかぶって999している。
アルバムはブレードランナーをこじらせたイントロからのジャーマニカルな疾走曲で幕を開け、オープナーから早くも昭和の童貞発狂。
ここから続くポップテイストも、その後に“Yelloww Rain”などの速い曲が控えているおかげで童貞は騙されやすく、やべーぞレイプだと中学生達が騒ぎ出す胸熱バトル展開ぶり。
さらにB面もまた“Loud’n’Proud”に、ただ単に車が走ってるだけのPVがNeedlessだったin the Darkと、これまた名曲揃い。(※1)
なおプロデュースは、当時売れっ子どころだったエディ・クレイマー。
どのくらい売れっ子だったかというと、このアルバムのレコーディング中に居眠りをこいてて、ろくすぽ演奏を聞いてなかった程だという。
また裏ジャケのメンバー写真も、いかにもフューチャーなワールドのプレティなメイド達って感じのオシャレさで、この時代のデンマーク人の感性のトチ狂いっぷりを遺憾無く発揮していてなんとも微笑ましい。
↑いかにもフューチャーなワールドのプレティなメイド達
にしても、この頃からメンバーの実力も定かでありながら、メロディも豊か。
流石は再結成DEEP PURLEのサポートアクトを務めた際に、かのリッチー・ブラックモアをもってしてメタルの未来だと褒められ、その後のインタビューで「そんなこと俺言った?」と首を傾げられただけはある。
と、そんなヘヴィなメタルのフューチャーなワールドの本作であったが、しかし諸行は無常、プリーズドンとリーブはミー。
まさかほんの数年後には、アコースティックのレトロなカバー曲で寄せる冬のグランジ時代をかろうじてサヴァイヴしなければいけなくなるというヘヴィなメタルのフューチャーなワールドが待っていることを、この頃はまだ知る由もないメイド達(おっさんら)なのであった…。
※注釈1:単に車で走っていたPVはフューチャーなワールドの方だろという指摘を受けました。
その通りでした。でも書いちゃったし、もういいや。
※注釈2:↓好きと嫌いだけで普通がなくなったポニョのママ。
とちお~。
- アーティスト名:PRETTY MAIDS
- 出身:デンマーク
- 作品名:「FUTURE WORLD」
- リリース:1987年
- ジャンル:POWER METAL、正統派HEAVY METAL、北欧メタル、様式美メタル、
よって、そのほとんどが70~80年代の古いものばかり。
尤も音楽批評というかしこまったものよりは、大概がただの独り言程度のたわいない呟きなので、ゆるーく本気にせず(笑)読んでいただければ幸いです。