MAMMOTH WVH / “Mammoth II” :86p
今週のオススメ、その1。
エディ・ヴァン・ヘイレンの息子マルチプレイヤー、ウルフギャング・ヴァン・ヘイレンによるひとりプロジェクトユニットの、早くもドロップされた2nsフルレンスが、前作を軽く凌駕する出来の良さでマンモスウルフィー。
やはり彼らしい90年代オルタナティヴの延長線上にある現代的USアリーナ・ハードロックなのだが、ここにきてときにVAN HALENみたいなミドルチューンあり、ときにグラマラスなポップ曲あり、はたまたエヴァーグリーンな英国風パワポありと、前作を遥かに上回るカラバリの増色っぷり。
しかもそれらのクオリティがいちいち高くて驚くばかりだ…。
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SEVENDUST / “Truth Killer” :85p
今週のオススメ、その2。
セブダスの新作が、何だかんだでやっぱり安全・安心・安定の良作を維持していて、今回も秀逸な件。
尤も基軸としてはこれまで通りの路線にそう大きな変わりもないのだが、とはいえ揺らがないその絶対的魅力の根源は、やはり剛直なヘヴィネスと柔和なメロディックさの双方絶妙バランス芸。
そしてその剛柔のしなやかさを先導する、ロン毛ドレッドおじさんラジョン・ウィザースプーン(Vo)のエモーショナルな歌唱という、いかにも彼ららしい情熱大陸メタルのド鉄板だ…。
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PYRAMAZE / “Bloodlines” :70p
欧州エピック&プログメタルバンド、3年ぶりの7th、らしい。知らんけど。
なんでも、バンド創設の中心メンバーらがこぞって離脱。
「え、それってバンド続くもんなの?」と誰しもが思うところを、(知らんけど)残党らが金積んで頼み込んで(知らんけど)仕方ないから片手間でヤコブ・ハンセンさんが加わって再建。
(知らんけど)その他手の空いてそうなミュージ連中をお金払って揃えたら、なんか(知らんけど)うまいこともっての今ここ。(知らんけど)
一体バンドとしてちゃんと実態あんだかそれもヤコブ・ハンセンの機嫌次第なんだか(知らんけど)で、ここまでの事情を聞けば誰がどう考えても「そりゃ全然ダメに決まってんだろ」となるところなんだが、アルバム聞くとこれが意外とアリという。
程よくドラマティックで、程よくメロディック。
ちとおシンフォニックが鬱陶しいけど、ギリ範疇。
割かしマイルドめにやりすぎることなく、かつヘヴィメタルとしてのパワフルさを損なうでもなく、意外にも心地よい疾走感でサクサクテンポよく進むので、全く嫌にならない。
M2“Taking What’s Mine”の掴みも悪くないし、哀愁駈けるM7“The Midnight Sun”あたりはメタルとして普通に格好いいと迂闊にも思ってしまった。
しかもM8“Stop The Bleeding”など、ちゃんとキャッチーで盛り上がりそうなナンバーをクライマックスに配するなど、そこらは流石に大人がちゃんとお金取るだけよくできている。
ま、つってもそこはそこなソコソコ程度で、「意外とアリ」以上では全くないわけだが。
え、脱糞&ガッツポーズ?
なんでだよ。しねーよ、便所いけよ。
あと、蛇足にしか全く見えないラストのオーケストラ・インストって、これいるのか?
こっちゃメタル聴いてんだぞ?
…って思ったんですけど、まあでもいるんだろうよ、色々と。知らんけど。
METAL CHURH / “Congregation of Annihilation”:30p
ジャケ通りに、メタルの教会さん終滅のお知らせ。
何なんこの唐突ひっくり返り間抜けハイトーン。
いや、初期パワーメタル感って。
しかも曲の致命的なつまんなさときたら、どーすんのこれ。
かろうじてクランチィなタイトルトラックM2“Congregation of Aninhilation”とガツガツ切り刻むM3“Pick a God and Prey”あたりは聞けるけど、それくらい。
ロックンロール路線にも、漂いまくりな「コレジャナイ」。
終盤でようやくの盛り返し展開になるけど(なってんのかこれ?)、その頃にはもうヒナみたいな真顔でドン引きしてるっつー惨劇。
これじゃマイク・ハウも浮かば….いや皆まで言うまい。
PVも…見なくてええだろもう。
んじゃ、例のアレを。
「以下余白はブレッシングインディスガイズに捧げるよ。」
以上、今週の4枚でした。
ていうか、我が青春のメタチャよ….。(呆然
….いや、終わっちまっもんはもう仕方ない。
んじゃちょっとぼく「The Dark」でも聴いてきますね…。(涙目
ではまた。
・ネタが古い、おっさん臭い、と言われても古いおっさんが書いているので、仕様です。
・ふざけたこと書きやがってと言われても、ふざけて書いているのでお許しください。
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