ANGRA / “Cycles Of Pain” :84p

ANGRA / “Cycles Of Pain”
2023年11月リリース。
ファビオ・リオーネ(Vo)を迎えてから3作目となる、5年ぶりの10th。
結論言うと、
- 速い曲の出来がいい
- いらんコテコテなクドみもない訳じゃないが、でも「ANGRAだから仕方ない」ってなれる位の程感
- でそれに対する速い曲の反転術式がめっちゃ効く
- 要するに速い曲の出来がいい
以上。
以下余白はホーリーランドに捧げるよ。
(まともなレビューはこちらで。)
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SCANNER / “The Cosmic Race” :76p

SCANNER / “The Cosmic Race”
この令和に誰が喜ぶSCANNERの新譜。
一応説明しておくと、SCANNERといえば80年代中~末期、キーパースタイルな音楽性によって当時ジャーマンメタル黎明期の中学生たちから、第二のHELLOWEEN……には絶対なれない、と呼ばれた幻のバンドだ。
なかでも1988年リリースのデビュー作「Hyper Trace」は、イカしたオシャレジャケからもぷんぷんと匂い放つC級臭の通り、これぞジャーマンな疾走チューンに溢れたヘボイメタル名アルバムとして(都市)伝説化されている。

都市伝説メタル
そんなぼくらのSCANNERが、いつの間に復活してたのか、この2月に9年ぶりとなる7thをリリースした。
って前作「Terminal Earth」(1989)じゃなかったのかよ!
あれから4枚もアルバム出してたのかよ!
しかも9年前にも活動してたのかよ!
と、ぼくらの知らないSCANNER。
でも大丈夫、やっぱりあのSCANNERだ。
何がって、速い曲がある。
そして、速い曲しか面白くない。
ほら、やっぱりSCANNERだ。
大体、ドイツの田舎のおっさんが一生懸命イキる俺タナヘヴィ曲なんて、とてもじゃないが痛くてつまんなくて聴けたもんじゃない。
そりゃそうだろ。だって、あのSCANNERだぞ?なめんなよ!?

↑あの
よって速い曲以外はポチポチと早送りすれば、もう大丈夫。(何が?)
時々シャキーンとかガシャーンとか、どいつのおとながかんがえたさいきょうのカッコイイSEもSCANNERだったら無問題。
それにこの令和に、いちいちJUDAS愛が嗅げるのも、なんかいいよな!
え、今回のは人類の滅亡ドラマを描いた壮大なコンセプトアルバムだあ?
なめんなよ!SCANNERだぞ?
CATTLE DECAPITATION / “Terrasite” :80p

CATTLE DECAPITATION / “Terrasite”
2023年6月リリース。
年始に各所にてちょいちょい年間ベストに選ばれたの、今更思い出して聴いてみる。
90年代後期から続く古株USテクニカル・デスメタル/グラインドバンドも、まだ生きながらえているのかこれでウン作目。(10th?)
実は初期からの付き合いでもあるけれど、テン年代くらいからすっかり追いそこねたので個人的には久しぶりの新作となる。
しかもあれれ、そんな身からすると知らん間にやたらブラメタ侵食とメロディックさが進んでいる気がするのだけれど、これも世知辛い令和を生きるすべなのか。
それと、昔からそりゃ確かにバンド名からして首チョンされる牛さんの身の危険を訴えていたけれど、えっー!あれって本気だったっていうのかいーっ?(てっきりネ
しかも今回のテーマはジャケ画にあるように、虐げられし動物たちを救うべく地上に降臨された多田野野獣ではない滅亡神カッコワライ様によって人がゴミのようだハッハ(M3“Scourge of the Offspring”)云々と、まるで電子レンジから未来のジャンプが届く打ち切り漫画のぶっ壊れ世界観を見るかの、ちゃんと大丈夫なやつ。
どうやら昔からメンツも大きく変わっているらしいのだが(オリメンは最早トラヴィス・ライアン(Vo)だけとのこと)、鋭角削岩ブルタリズムを維持しながらも往年の殺伐さや無慈悲さ冷徹さをブラックメタルやらモダンなエクストリームメタルで書き換えつつ、しかし初期からは想像出来ないシアトリカルなスケール感のあるシリアス悲壮終末メタルを描いているから大したもんだ。(なのか?)
また時々顔を出すメロディックな歌唱が「どこかウド・ダークシュナイダーっぽい」といった指摘をネット評で目にしたのだけど、なるほど言いえて妙。
そりゃ勿論基本の音楽性は全く違うのだが、それらコーラスに漂う悲哀さなどにも後期ACCEPT~初期U.D.Oに通じるところがあるかもしれない。
10分にも及ぶドラマティックなクローザーも圧巻っちゃ圧巻だしで、「昔と今とどっちが好きか」と言われたら話は違うけど、これもこれな気もしなくもないかな。
IN THIS MOMENT /”Godmode” :69p

IN THIS MOMENT /”Godmode”
2023年12月リリース。
女性シンガー、マリア・ブリング率いるオルタナメタル(なのか?)、8th。
昨年末、Rが2つあって炎上しそうな名の某脱糞専門誌で何を間違えられたかクロスレビュー枠にいきなり抜擢されてはギラッギラな場違い感を放っていたことに対し、ご聡明な読者様方から「そんなことよりオータムズチャイルドの新譜だ」されていたこの新作。(知らん)
え、どうした?何がおきた?
思えばゼロ年代の頃はおっぱいが大きい以外は地味で普通のゴシックメタルコアやってたはずが、いくつかジャンルをつまみ食いしては味変とキャラ変こじらした果ての令和に行き着いた、まさかの場末90年代インダストリアルな今ここ。
あからさま且つベッタベタに何インチか寝入ったマリリンに逢いたいフィルターをグラビティに切るかの音楽性は、あこれ20年前にSPAWNのサントラでやったところ。
勿論質自体は悪くもないのだけれど、何ぶんウリが“Army Of Me”(BJORK)のカヴァーという香ばしさをはじめ、おっさんなぼくにはここにセンスのあまりよろしくなさしか残念ながら感じられない。
時折DEFTONESっぽい鬱まどろみにじませてみせるそのほわぽに、オサレ飾り以外に効果あんのかも不明というか不理解。
んでも人気があるなら、それでいんじゃないっすかね。
はいはいロック、ロック。じゃ69pで。
以上、今週の4枚でした。
おいおい、久しぶりにSCANNERの1stなんか聞き直しちゃったじゃねーかよ!
何年ぶりだよ。
“Galactos”やっぱり名曲じゃねーかよこのやろう!
ではまた。

ANGRA, SCANNER, CATTLE DECAPITATION, IN THIS MOMENT
・ネタが古い、おっさん臭い、と言われても古いおっさんが書いているので、仕様です。
・ふざけたこと書きやがってと言われても、ふざけて書いているのでお許しください。
・ネット上のものがすべて本当だと捉えがちなおじいちゃんや、ネット上のものにはケチつけても許されると思いがちな思春期のおこさまのご意見は全てスルーします。
・要するに、寛大な大人のご対応をよろしくお願いします。な?

