聴き込み厳禁、たった1周だけでジャッジする、切り捨て御免の書き殴り。
後で訂正追記も辞さない所存だぞん。
PALE WAVES/「Unwanted」:86p
あれこいつら去年アルバム出したばっかだろ、という新作3rdだけど、そりゃここまで良質の楽曲揃ったら出したくなるわなと十分納得できる、これが最高傑作確定作。
ニューウェイヴィなアブリルと化した前作も秀逸の出来だったが、わずか1年ちょいで難なくその2ndを軽々と飛び越えてきた。
しかもおマンチェ出なUKインディーロック組のくせに、妙にあっけらかんとアッメリカンなのびのびガールズメロパンクやっていやがって、しかもこれがドはまり&滅茶苦茶曲粒揃ってやんの。
口当たりの甘いポップソングばかりが敷き詰められててどれもいいのだけど、おっぱいとパリピでATARISやってみたなこのPV曲↓もいい。
で、評点84pくらいあげたろ…と勇んでいたら、ここでなんと前作に85pもくれてやっていたことに気づく。
ありゃりゃ、こりゃちとサービスの度が過ぎたな。
今だったらあれ、70ちょいpなのに。
仕方ないから前作に1p追加ってことで。
そう。
こいつらの難点は、毎回即効性全ブリなぶんだけ、すぐに飽きるということ。
いや、むしろ飽きてなんぼな軽量スタートダッシュのマリカーヨッシータイプで、しかもその実の中身は添加物と化調で味付け強調して、誰もが普通に美味しいと思えるようこしらえたチェーン店メニュー。
そりゃ勿論、おめーチェーン店バカにすんなよ新商品開発競争ハンパじゃねーんだぞって話なので、これもちゃんとそうなってんだけど、でもそれはそうとしたってやっぱり、何度か回したり時間が経つとその浅さと薄っぺらさに10p位減りかねない。(多分)
よって来年あたりには76pくらいにまで目減りすることを予め踏まえての、この評点ってことでご了承を。
…でもこのすかんだるみたいな曲も、かなりイんだよなあ。
ねえ、どうっすかコレ?(誰に)
MACHINE HEAD/「Of Kingdom And Crown」:78p
1曲目からいきなりTESTAMENT(「New Order」)もしくはPARADOX。
このウェットでドラマティックな始まりからの前半部が、とにかく緊張感あるイキりまくりスラッシュで固められているおかげで、久々にロブ・フリンイケててかっこええやん、と思える作りになっているのがいい。
随分とギターが頑張っているな、とググってみたらいつの間にかメンバーが変わっていたようで、後任で弾いているのは、なんとあの元DECAPITATEDのヴォッグときた。
そういえばこの人、前からセンスのあるメロいスラッシュリフ作るの上手かったっけ。
しかもそのせいか、デスメタリックなリフやブラストビート(どうやらドラマーも変わっているらしい)まで持ち込んで、鋭角な刺々しさまでアップ。
はて、この気張りきった攻撃力とダークな暗色のギラつきの勢いがラストまで、多少のダレを回収できるくらいまで持ってくれればかなりいい線いくはずで、その期待を前提に(現在半周過ぎあたり)この評点あげてんだけど…。
ねえ、どうっすかコレ?(誰に)
追記:
今、最後まで聴きました。
ギリ持ってました。ギリだけど。
(ギリなので2p減点)
FIVE FINGER DEATH UNCH/「Afterlife」:70p
ラムシュタい1曲目をはじめ、あちこちにDISTURBEDやらKORNやらのゼロ~テン年代メタル(USラウドロック)解体倉庫から拾い集めてきた鉄クズをリユースしては、その錆を今色で塗り直し。
そんな相変わらずの使いまわし商法で、耳あたりのいいキャッチーさと重厚なメタルのカタルシスの双方を程良く踏まえたメジャー力ある作品をあざとく作っているのが、このバンドだ。
しかもヤンチャなんだけど、ホンモノにはなりすぎない。なりきらない。
そのヤンチャッテぶりも、すでに名芸の域。
そうしたある種の器用さの反面、そこそこよく出来ているはずなのに今一つスコンと抜けそうで抜けない不発ネタが続く、といった歯がゆさも実はもはや彼らの毎度な恒例行事。
ここらへん、その鋼材の功罪か。
毎回一応の当たりクジが1曲くらいだけあるポツりメタル。
で今回はこれ(↓ほぼすりっぺ)。
PANIC! AT THE DISCO/「Viva Las Vengeance」:68p
QUEENでTHE JAMやりました、以上。(雑)
以上。
1周目のファーストインプレをひたすら書きなぐって放り込む回でした。
ただし周回増してけば評点も評価も言いたいことも変わる可能性大、とは一応伝えておきますね。
例えば今は「で?」としか思えないあおいちゃんPANICスコの新作も、少しはいいと思えるかも。
それとホントはイエテボリ古巣連中を扱うはずだったのに、色々と手間がなくてサマーオブ2022。
すみません、来週やんます。(やるやる何とか)