今週のチェック(2025/11/23) / UNPROCESSED, YUNGBLUD, DAYSEEKER, BATTLE BEAST, -The Weekly Reviews

UNPROCESSED, YUNGBLUD, DAYSEEKER, BATTLE BEAST, 今週のチェック
UNPROCESSED, YUNGBLUD, DAYSEEKER, BATTLE BEAST,
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UNPROCESSED / 「Angel」 :86p

UNPROCESSED / 「Angel」

UNPROCESSED / 「Angel」

まずは近々の話題作から。

オフィのアー写見て、往年の北欧ラップメタル・バンドただしサランラップの方だがなDARKANE思い出した、ジャーマン・プログレメタルコア新進気鋭の注目株による、今年初頭の来日を経ての新作、6th。
(前作「…And Everything In Between」レビューで4thと書いたが、5thの誤りでした。)

でその前作同様、モダン・メタルコアにdjentやらチャグやらチャゲチャやら混ぜ込んだ鋭角かつ複雑な音楽性をベースに、エレクトロニカやらジャズやらSLEEP TOKENばりにR&Bな要素をも加えつつ、ソースはPOLYPHIAのテクニカルな縦横無尽且つ変幻自在のプレイによって、未来感と透明感を伴った現代的サウンドスケープを描いている。

…って面倒くさいからもう音楽性解説その前作レビューのコピペでいいやってくらいな延長線上なんだけど、そこにあえて言うなら、冒頭から弾幕ブラストビートでイキるM1“111”然り、思いの外にポップに傾き過ぎることなく重厚な激烈性が効いていて、剛柔硬軟明闇メタリックに咲き乱れているのが好印象かと。

しかもバチバチ火花散らす金属質のスラップベースも健在どころか磨き掛かっている上、シンセティックな終末サイバーテイストが高まってか、爆上がりした緊張感によるダークで不穏な世界観がぐっと定まってきた感あり。

ただしその矢継ぎ早でせわしなくトガリ散らさん高密度の情報洪水に流されてしまい、あれこれよくよく聴くと案外勢い勝ちなやつでその実、微妙に引っかかりが足りてなくねーかおい、と後々にして気づくパターンっつーか。

例えばブレイクビーツにスイスのデスコアPALEFACE SWISSゼリ(Vo)呼んできょーぼーにほーこーほーこーさせたM9“Solara”や、FEVER 333の中の人が(サラン)ラップするM12“Head In The Clouds”あたりのトピックトラックも、悪くないけども少しマシめな使い道あったんじゃねーか、って期待値への微量な足りてなさに思うことあったりして。

ま尤もそれも、およそ穿ってかかっての贅沢話。
少なくとも前作よりぐっと品格もスケール感も高まってきたし、ここが脂のっての今旬なのは間違いない。
音楽はバカみたいにクッソ複雑なのに、実質の魅力はシンプルにカッコイイメタルしてんの、好き。

YUNGBLUD / 「Idols」 :83p

YUNGBLUD / 「Idols」

YUNGBLUD / 「Idols」

イギリスのBLUD、って言うと、あーBLUE BLUDねーTRESPASSのねーってもうろく言い出すニューウェイブオブ要介護ヘヴィメタどもはさっきご飯食べたでしょっておくとして。
1st名盤だったよね←)

AEROSMITHとの合作シングルが先日出たばかり(それもそれでぱっと聴き良さげだったりする)なてめえらのYUNGBLUDさんの、目下最新アルバム4th。
いやこの人、実は毎回出すやつ悪くないんだけど、今年6月頃に出した本作も意外とよくて、夏頃ずっとヘヴィロテしてたのをこのタイミングに思い出しては、年内にこぼれ球拾ってみるなど。

AIの解説によれば「イギリス出身の次世代を担う若きロック・スター」らしい、YUNGBLUDことドミニク・ハリソンによる、きらめけお花畑アイドルポップパンク学園なこれまでの歩みを経ての本作は、より本格的カッコワライにロックフィールドに開けているというか、簡単に言えば「オマージュ」というご名目で母国UKロックの美味しいところを小賢しくも自覚的・恣意的・強調的に食いちらかしてみせる、あ大丈夫それいつもの薄っぺ

なので曲それぞれ、もろもろ露骨に多田野OASISだったりBLURだったりレディヘだったりCOLDPLAYだったり、はたまたU2だったり(いかにもなシャリシャリカッティングで、よ、よ、よしゅあちゅっ、ちゅりーなのっボオオオーー!してるM8“Ghosts”、いいよね)と、流石はおイギリスのお気軽ぶりットおロッカーらしくお大英帝国のテメエんちの庭に散々ぶっ転がってる元ネタの引用先pkりまくっており、令和Zジェネの倫理観どうなんだって話もそっちゃそれであんだろうけど、いんだよ次世代ロック・スター様なんだから細k

いやね、何が言いたいってそこらのしょうもない悪態は正直どうでもよくて、おいおいそんなことより冒頭数曲からわかりやすくかぶせ擦ってきてるネタ、それデフレパやん!っていうね。(そこだろ)

つって、単に手繰ればそのソースはあからさまQUEENDAVID BOWIEのだろって話なんだけど、でもそれはそうとさておいたって、このご時世のUKイケメンがメロディックにヒステリアやってみせてんの味わいあるやん、とぶっ刺さり。

とはいえこれ、どうやらダブルアルバムの前半部とかいう、あんまいい予感のしないやつらしいのだけど、それ込みにしたって現状こんくらいはあげられる出来なんじゃないかなって、ちょっとサービス評点しとく。

DAYSEEKER / 「Creature In The Black Night」 :83p

DAYSEEKER / 「Creature In The Black Night」

DAYSEEKER / 「Creature In The Black Night」

オレカン出身のUSメタルコア/ポストハードコア、本作にて6th。

テン年代組の十年選手として地道にキャリアを踏んでは実直な音楽作りを重ねているものの、苦労人というかこれまで今ひとつぱっとしな手応えの一手が出せてなかった彼らだが、ここでようやくともいうべき会心の一撃が誕生した。

メロディックな歌モノ系モダン・メタルコアを基盤に、雰囲気的にはダークかつメランコリックな趣。
テーマや歌詞もやはりやれ吸血鬼だの亡霊がどーだのとかな、夢見がちな中学二年生に向けた思春期ゴシックを示しているようなんだが、しかしそれに反して音楽的にはメタリックな激性よりも柔和で軟性のAORっぽいシンセウェイヴ・テイストなサウンドを活かしたアーバンで爽やかクリアな印象のほうが強いのは、色気あるファルセットの持ち主ヴォーカル、ロリー・ロドリゲスの力量あってのものか。

例えば、どこか80年代風味ある明瞭ライトタッチのM3”Crawl Back To My Coffin”もあれば、静性に映える高音の明度を活かしたM2のタイトルトラック“Creature In The Black Night”やM4“Shapeshift”などをはじめ、粒は小さめながらもがっつり揃いに揃った珠玉の出来栄え。

反面、メタルコアとしての重厚なカタルシスさはヨワヨワっつーかドベタでほとんど期待出来ないんだけど、いやでもおま今更そこにケチつけんなよ、コンパクトで完成度高くてポップ至極なんだからもうそれでいいじゃんていうアレ仕様ってことで、
あーもー、おっさんどもにわかりやすく伝えるなら。

要するにこれは令和メタルコア版WINGERなんだよ!なんだってー!
(どういうことだキバヤシ!?

BATTLE BEAST / 「Steelbound」 :79p

BATTLE BEAST / 「Steelbound」

BATTLE BEAST / 「Steelbound」

女性Voノーラ・ロウヒモを擁した、なんでも「ヨーロッパで大人気を博している」らしい、フィンランドのヘヴィ・メタル・バンドらしいによる、7th。
なお個人的には、お初。

というか、なにぶんわたくしめの嗜好が根っから悪いせいで「フィンランドのヘヴィ・メタル・バンド」と言われてここ20年くらいピンときた試しが相当に低打率というかkusodasasugitemuriにしか全く思えなくて本当に申し訳ありません感性が老いさらばえてしまってすみません許して下さい例え人類が滅亡しても300歳まで生き永らえて老衰してお詫びしますなんだけど、そんなことはさておき、ここに取り上げてんだからちゃんといいと思っていますよ、ええ、いいともさ。

まずJUDASがプリっとすたイントロ冒頭から、わざとらしくオーセンティックな80年代ヘヴィメタルをやり始めて…と思いきや、シンフォメタルやフォークメタルあり、はたまた80年代ハードロックやメロハーあり、ABBAみたいなユーロポップありで、程よく雑食で何でもありのいい感じにバランスの取れた親しみやすく判りやすい娯楽性&大衆性おヘヴィメタ芸を今に伝えているので、普通に全然楽しめる

しかもM3“Steelbound”に顕著なように、曲によっては昭和歌謡に通じる哀愁を意図的かつネタ感込めてほじくってみせたり、はたまたM4“Twilght Cabaret”の80年代風ラテンやってみたなど、あからさまな高齢者世代ネタを狙い撃ちしながら、しかし昨今の欧州ヘヴィメタルバンドがやらかしがちなゴッテゴテ&盛り盛りクッソファンタジックの大仰さ過剰さに決してなり過ぎないライト感覚で(なのでおシンフォ要素もあくまで諸々ある持ち手のワンエッセンス止まりなのもありがたい)、バラエティーある柔軟さとキャッチーさを維持。

なので、そういう脂っこいのが辛くなってるご高齢アイテムでありつつ、でもそれはそれがゆえに間口が広い、いい意味でのユルさを出してるのがミソ。
成程、人気もあるの判るわ。

以上、今週の4枚でした。

ではまた。

UNPROCESSED, YUNGBLUD, DAYSEEKER, BATTLE BEAST,

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一応しとく注意
・レーティングはあくまで書いてる人の個人的な気分と機嫌のみに基づいたものです。
・ネタが古い、おっさん臭い、と言われても古いおっさんが書いているので、仕様です。
・ふざけたこと書きやがってと言われても、ふざけて書いているのでお許しください。
・ネット上のものがすべて本当だと捉えがちなおじいちゃんや、ネット上のものにはケチつけても許されると思いがちな思春期のおこさまのご意見は全てスルーします。
・要するに、寛大な大人のご対応をよろしくお願いします。な?
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