皆さん本日3月27日はなんと、3×9=27で桜の日、だそうです。
さっきアレクサが教えてくれました。
え、いやそこは普通に掛けずに3/9だろ、だって?
うん、判るだろそれじゃ咲いてないだろ察しろよ、てゆーか俺に文句言うんじゃねーよアレクサに、いやそれ決めたやつに言えよテメエこの野郎!(逆ギレ
そんなキレッキレのニチアサ、まずはコオヒイひいてレコオド流して休日恒例ヴァイナルカフェ。
春のさくそん。桜も咲くそん。
SAXON/「Crusader」(1984)
てSAXONでこれなのかよ!
そうなんだよ、これなんだよ!
何故か持ってんだよ貸しレコ屋で叩き売りされてたの大昔買ったんだよ!(またこのパターン)
大体、これまでヒャッハァー!デニムアンドレザーだぁーっ!ヘビメタさんだあぁーっ!とかやってたイギリスの田舎バ(イ)カーが、そのまんまLAにびゅーん飛び出してって、で周囲見渡した結果、アレちょっと待てよ俺ら違くね?と身のふり考え出した渾身のキャラ変が、この時代に中世と騎士と剣って!
見ろこの必死な顔をよぉー。(ゲラゲラ※
ハイ、そんなNWOBHM先行組のおっさんバンドがなりふり構わず生存かけて無理筋な試行錯誤した結果の産物たる明らかな錯誤がこちら、80年代錯綜んでございます。
いやコレね、ぶっちゃけ、評価めっちゃ低い。
とサクソンにもソンタクしないでクソ損なぼくさんですけど、でもやっぱり一般的にはアメリカナイズドの作戦失敗SAXONだけに(うるせーよ)、というイメージが強いアルバムだ。
なにせ当時に先行で売れたAC/DCを真似てミドルやりました、というスタート“Crusader”がクソ曲過ぎて、イメージめっちゃ悪い。
クルセイだぁぁーっ、じゃねーよ奪還出来てねーよ、遠征失敗だよクソダセいよ。
でもその後、アップテンポで元来のヒャッハーバンドらしさを主張する“A Little Bit”や、アメリカ媚びちゃいましたテヘペロ曲“Sailing To America”のライトポップさが続いて、さらには“Set Me Free”までカバーして、そして軽快でメロも割とマシめな“Bad Boy”と、トータルで見れば意外とそこまで聴けなくも、んー、なくもなくもなくそん。
尤も結局、当然の帰結として商業的にはカスりすらしなかったんだけど、でも作品として見るならば、良く言うと、バラエティ豊か。
悪くというか、普通に言うと「で、お前はアメリカ向けに何がやりたかったんだ?」というミルコクロコップ・アルバム。
でも今聴けば、ちょっとだけ甘酸っぱい、そんな酢酸のSAXONがコレだったSAXONだけに。ってそれただ酸っぱいだけじゃねーか、全然甘くねーし。
まさに歴史の忘却の果てに埋もれた、永遠の十字軍。
まあ…もう忘却されたたまんまでいいかな、この更迭の戦士たち。
なお、このヘビメタさんだぁぁー達は、この後さらに錯走んして、何の道を選び間違えたのかオシャレポップメタル街道に乗り出そうとして見切り発車、当然ながら大スベりの転倒事故発生モーターサイクルマン。
そして見事、即散SAXONだけに。
…ってなることもなく、なんだかんだと意外にもしぶとく真冬の90年代アイスバーンを生き延び継続し走っていくんだから、いやはや大したもんだ。
- アーティスト名:SAXON
- 出身:UK
- 作品名:「Crusader」
- リリース:1984年
- ジャンル:HEAVY METAL、NWOBHM、
よって、そのほとんどが70~80年代の古いものばかり。
尤も音楽批評というかしこまったものよりは、大概がただの独り言程度のたわいない呟きなので、ゆるーく本気にせず(笑)読んでいただければ幸いです。