来日公演をうらやみつつの、秋晴れのんびり週末。
11月6日はいいロックの日だからレコード聴くよ。(嘘、知らん)
てことでニチアサはやっぱり、コオヒイひいてレコオド流して休日恒例ヴァイナルカフェ。
画像はこないだのオタ老人会の際、5000円の奇跡的激安で買えたという金銭感覚がバグったおっさんが喜び手にしてた発禁ジャケを久々に見たので、シャナナナナナに。
にー?にー!
GUNS N’ ROSES/「Appetite for Destruction」(1987)
Welcome to the jungle.
ようこそジャングルへ。
色々と解釈はあるだろうが、ここでのジャングルてのは暗喩でな、要するに「あの時代」だ。
鬱蒼として、何が起こるかどうなるかも、わからない。
野蛮で、物騒で、猥雑で、危険。
だけど、でもだからこそ胸ワクワクするような、スリルと興奮と狂騒。
そんな危うさへの希求がロックンロールに共有されていた1980年代の、あの昭和後期だ。
少なくとも何もかもがすり減りきって、ロックにすら安全安心しかなくなったこの2020年代とは違う、あの時代に焼き付けられたテクストだ。
不良がまだクールなもので、そのクールさをロックが歌っていて、
それだけで呑気に生きていられた、
今となってはバカみたいな、でもあの時代には皆に信じられた、もう存在すらし得ないロマンティクスだ。
Paradise City.
思えば、あれから30年以上。
今や最早、誰もストリートなんかにパラダイスなんて求めることはないだろう。
だって街になんかもう何もないことが、とっくの昔に失われているからだ。
というか、そもそもパラダイスなんて、今やどこにも存在しない。
「ここではない何処か」なんて、もうどこにもない。
ぼくらはもうそれをイヤというくらいに、よく知ってしまっているわけだが、しかし。
そんなありえない「ここではない何処か」を、「ここではない向こう側」に連れてってくれと、かつてはアクセル・ローズが高らかに歌っていた。
そうだ、もうとっくの前に廃線になってしまったけれど、でもあの頃にはちゃんと走ってたんだ、ぼくらの胸にも「ここではない向こう側」行きのナイトトレインが。
そしてその切符を手にするのだって、そんなに難しいことじゃなかったはずだ。
It’s So Easy,
so fucking easy.
そんな遠い80年代のあの日の、アペタイト。
Welcome to the jungle.
ようこそジャングルへ。

GUNS N’ ROSES/「Appetite for Destruction」(1987)
- アーティスト名:GUNS N’ ROSES
- 出身:US
- 作品名:「Appetite for Destruction」
- リリース:1887年
- ジャンル:HARD ROCK、ROCK &ROLL、BAD BOYS RnR
よって、そのほとんどが70~80年代の古いものばかり。
尤も音楽批評というかしこまったものよりは、大概がただの独り言程度のたわいない呟きなので、ゆるーく本気にせず(笑)読んでいただければ幸いです。