JAKOB SAMUEL/「Coexist」(81p/100)

アルバムレビュー
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JAKOB SAMUEL/「Coexist」(2021)

 

正直、さほど期待していなかったが、なかなかどうしてやるではないか。
2018年に解散したPOODLESの元ヴォーカリストJakob Samuelによる2作目ソロアルバム、ここでの音楽性の基軸は、躍動感もあるしバラエティもある明朗溌剌スウェディッシュ仕込みアメハーと言ったものだ。
となればそこは杵柄、流石元より器用で才気も実力も備えた芸達者ならではの手腕で、つい趣味嗜好に傾きがちなソロ作品という場に置かれながらもバランスを崩すことなく、キャッチーに良質な楽曲を並べて曲粒を揃えてみせている。
更にはそんなポップカラーの中にも時折黒ツヤ帯びたファンキーな色味を挟んでみせるなど、味変すらも自在ときた。

かくもバンド作品と出されたとしても何の遜色もない出来映えであり、まさに自身の高い資質を最も有効な手法で表した一枚と仕上がっているのが見事だ。

DATE
  • アーティスト名:JAKOB SAMUEL
  • 出身:スウェーデン
  • 作品名:「Coexist」
  • リリース:2021年
  • HARD ROCK他
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