2025年 年間ベストメタルアルバム10選

BABYMETAL / 「METAL FORCE」 (2025) 黒雑記
BABYMETAL / 「METAL FORCE」 (2025)
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皆様、
2026年、新年あけましておめでとうございます。

さて、無事に年も開けたことだし、2025年の年間ベスト・アルバム10枚とか恒例ていうかベタなやつやっときます。

ちまちま付けてきたレビューのレーティングと違うじゃねーか、どんだけコロコロ話変わるんだって声ももしかしたらあるのかもしれませんが、大人ならみんな知ってるんだよ「そんなもんだぜ人生なんて」って。(知らんけど)

ちなみにこんなこと言わなくても伝わっている方ばかりだとは思ってますが、ぼくはここに選んだ10枚(11枚)は全て、この2025年という時代においての真っ当なメタルという範疇・意味において、メタルとして優れていたと評価していますんで悪しからず。

1位:BABYMETAL / 「METAL FORCE」

BABYMETAL / 「METAL FORCE」

2025年はもうこれに尽きるんじゃないすかね。
2025年のメタル史に刻んだ金字塔にして、ベビメタ史上においても紛れも揺らぎもしないダントツの最高傑作。

尤も、BABYMETALとこのアルバムに関しては、ここ↓に書いたことが言いたいことの全てなので、もうそれを読んでくれとしか言いようがない。

BABYMETALらしい遊び感覚と節操ないジャパニメアイドルKxAxWxAxIxI技を、札束積み上げてワールドワイド第一線モノとして十分通じるメジャー感あふれる圧倒的パワーゲームとして領域展開。

しかも惜しげもなく呼び込んだ豪華ゲスト達の個性や持ち味やスキルを、「めだかボックス」不知火半袖ばりに、ものの見事に食い捨て飲み込んでは、自身のキャラものへと”喰”い改め、消化・昇華してしまうという恐るべき器量の人外よ。

彼女らでしか出来ない戦い方とやり方で見事に勝ち取った、カウンターの勝利。
その意味でも、最高にメタルだしロックだし、最強に痛快で天晴だ。

というわけで、ド初期からのファンとしても感慨ひとしおながら、その贔屓目をどんだけ差っ引くだけ差っ引いて差っ引ききっても、2025年の年間トップは仏恥義理で、これしかない。
何ならこれ以下はみんな同位でもいいかなってくらいだ。

2位:DREAM THEATER / 「Parasomnia」

DREAM THEATER / 「Parasomnia」

さ、それはさておき、しれっと続くよそれ以下も順当に。

メトポ2>イメワ>>>越えられない壁>>マンジーニ以外>>>>(論外)マンジーニ全部

な身なんだが(別にマイク・マンジーニ(Dr)が嫌いとかいうわけじゃなく、純粋にその時期の作品が退屈でおもんない)、ここにきてその超えられない壁を超えてきた手応えを見せてきたのが、このアルバムだ。

いやはや、マイク・ポートノイ(Dr)出戻っただけでこうも変わるか、
とにもかくにも、ドラマティックで、スリリングで、メロディックで、メタリックで、ロマンティックで、唯一無比にして孤高至極。

そう、そうだよ、
その存在感をインパクト強く伝えるための手段としての”プログレッシヴ”やら”テクニカル”じゃねーか本来はよ、何でそれが目的化してたんだよと目を覚まさせたド力作。(睡眠障害テーマだけに)

これぞ夢劇場の本領発揮、しかもこの無双やられるとそこらのバンドが束になっても全く叶わないことを力と技との力技で見事、圧勝。
そりゃあ勝てんて。

やっぱドリムシは凄いよなあ、
と心の底から誇り思えたことに感謝したい。

尚、こないだ出たライブアルバムも年末の大掃除中ずっとヘヴィロてっいたんだけど、めっちゃよきでした。

3位:TREAT / 「The Wild Card」

TREAT / 「The Wild Card」

2025年、ベスト・ノスタルジーにちゃんと応えてくれたで賞。
やっぱり世代モンの刺さりは強いわね、失礼をば。

80年代北欧メタルの生き残りにして、一級メロハーのずっと良心、ハズレを知らない釣糸たち、今回もやはり抜群な安定の出色ぶり。
どころかこの令和に、TREAT、と聞いて求めるべき昭和平成の全てが詰まっているという奇跡のヤバさよ。

透明感あってブリリアントで、キラキラ☆アラモードでハートキャッチで哀愁たっぷりプリキュアで、だけど程よくエッジも躍動感も効いた、「メロディックなハードロック」の年内最極上品。

まー、そのキュン力が強いわ強いわ、
正直、去年のハレスキャ学園が散々盛られ忖度されていた割に全くピンと来なくて何このド凡作と思ってたんだけど(注:その前作が最高だっただけに彼らにしては)、往年メロハー枠はこれで勘弁してあげてもお釣りが来る位によくってよ。(釣糸だけに)

でこうやって改めて聞くと、リフにせよソロにせよ、ギターめちゃくそいい働きしてんな!
今回の敢闘賞モンやで。(えー今更?)

4位:ENVY OF NONE / 「Stygian Wavz」

ENVY OF NONE / 「Stygian Wavz」

ENVY OF NONE / 「Stygian Wavz」

2025年、ベスト・声高にオススメしときたいやつで賞。
RUSHのギタリストアレックス・ライフソン(Gt)が、か細いぼそぼそウィスパー女性ヴォーカルをメインに立たせたゆらゆら系ダークエレクトロ・オルタナ・ユニット、昨年リリースの2nd。

プログレみ、がないわけではないんだが、それよりUKポップ、ニューウェイヴにも通じる端正な美性を淡々としたノンエキセントリックな大人向け幻妖ソフトアンビエントで綴っていて、マジカルかつドラマティックで、しかもなんかどっか、エロい。(妖艶つーかね)。

正直、初周は地味で全然ピンとこんかったけど、何周かするうちにじわじわ染み入ってる遅効毒で、気づけばあれれ繰り返してる中毒性の高さよ。

なので、やれエレクトロだオルタナだって言われて、うへえ、と向かい萎えるメタラーやプログレ好きも、まずはその御大の名に誘われてみては如何かと。
RUSHぽさは皆無だけど、でも一旦耳許せばハマるって人、多分少なくないんじゃないかな。

5位:OMNIUM GATHERUM / 「May the Bridges We Burn Light the Way」

OMNIUM GATHERUM / 「May the Bridges We Burn Light the Way」

OMNIUM GATHERUM / 「May the Bridges We Burn Light the Way」

2025年、ベスト・メロデスはこれで決まりで賞。

フィンランド出身、(サボってた身からすると)嘗てゼロ年代初頭の初期はSOILWORK後発ビミョーン系C級弱小ザコデスポケモンだったのが、この令和に知らん間に最強メガシンカ。

ボドム湖湖畔の綺羅星☆シンセティック・サイバーメロデスを、珠玉のレベルでメロディックに磨き上げた、大人の極上北欧デスメタかくあらん。
しかもちゃんと速ぇし、叫ぶしな。
こんなん、みんな大好きなやつやろ。

実は、割と評価高く聞こえてたはずなDISARMONIA MUNDIのアルバムが悪くはないけど何かイマイチ刺さり悪ぃんだよねー(あとARCH ENEMYのも悪くはないけど何か弱めってか普通だよねー)ってなってた昨年後半に、サクっとこいつに横っ腹からもってかれました。
反省して、これからちゃんと追わせていただきます。

6位:UNPROCESSED / 「Angel」

UNPROCESSED / 「Angel」

UNPROCESSED / 「Angel」

2025年、ベスト・ここが最先テックメタルの極みで賞。

あっちゃこっちゃの2025年年間ベストメタルでTURNSTILEと並んで絶対選ばれてるド常連SLEEP TOKENも勿論そりゃいんだけど、でもいいのもう判ったよ、みんなそれ知ってるよと。

いや、別にそういう斜に構えたい訳でも、一緒くたにすんなとかそういうのとかじゃなくて、↑上のレビュー後にもじわじわ染み上がって、年間ベストランク内に至ったこれ。

ドイツのプログレ・テックメタルコア、でいいのか知らんけどな6th。
メタルコア、djentはジャンルじゃないに、ニューメタル(って良いのかはさておきちょとどっかMUDVAYNEぽい)はじめ、エレクトロニカやらジャズやらSLEEP TOKENばりにR&Bな要素をも加えつつ、ソースはPOLYPHIAの縦横無尽なプレイによって、未来感と透明感を伴った現代的サウンドスケープを描いてる。

しかも最初に挙げた連中よりガッツリとうっさくて激烈にメタルしてんの、かっけーしな。(←一緒くた)

ベースの硬質さが、ギョギギョギッ!とビート軋み唸っていく漆黒鉄骨鬼太グルーヴに、柔らかい歌メロが絡む刹那の異形な剛柔の美しさ、たまらん。

7位:GOOD CHARLOTTE / 「Motel Du Cap」

GOOD CHARLOTTE / 「Motel Du Cap」

GOOD CHARLOTTE / 「Motel Du Cap」

意外と思われるかもだけど、でも良かったわーこれ。
という、2025年あまり取り上げられないけど、でもこういうパンクおっさんの年の取り方って最高だよな賞。

そもそも、ゼロ年代のUS女子供向けお花畑アイドルポップパンク、とか扱われつつ実は秀逸なアルバム残しか残してきていないグッシャロさん。

流石にそこから20年も経って、今やそれも昔話ないい年こいたおっさんバンドが昨年出した味染みアルバム、今やこれをパンクロックと呼ぶのすらも憚られそうなまでにのどかに和んでるこれな訳なんだが。

まったくBLINK 182然り、RANCID然り、なんでアメリカの元(今も)イケヤンチャなパンクオヤジどもって、全盛期終えて熟してから渋み纏うとこんな格好よくなんだかねえ、て羨むレベルにかっこええ。
特にぼくらおっさんどもはマジでちゃんとそこらへん、彼らから学んだほうがいいと思う。

元来のポップさもあるのだが、むやみに走らない、はしゃがない、チャカつかない。
ハツラツとしているけれど、アコも程よく入っていて、牧歌感あって、
でそのぶんだけ地に足ついたナチュラルさで、ノスタルジック。
だけど今や、それがいい。

さらっと自然体なカジュアルにおっさんどもが戯れていて、いい感じにゆるくて、なのに渋いだけじゃなくてゆとりがあって、でも老け込むまでにはまだ至ってなくって、「こういうんでいいんだよ」と、ニヤっと笑えるような余裕が、それがすごくいい。
こういうのってシュッとしたオシャイケ出なイギリス勢には出せない、野暮ったいからこそ素敵なアメリカのロックバンド、特に不良あがりなパンクニキバンドならではの魅力だ。

あの頃も勿論だけど、あれグッシャロってもしかして、今も美味しいのかも。
そうおっさんどもがおっさんどもに夢見させてくれる、名パンクオヤジ・アルバム。
あざます、明日のエナジー頂きました。

8位:MOTION CITY SOUNDTRACK / 「The Same Old Wasted Wonderful World」

MOTION CITY SOUNDTRACK / 「The Same Old Wasted Wonderful World」

MOTION CITY SOUNDTRACK / 「The Same Old Wasted Wonderful World」

2025年、ベスト・90~ゼロ時代胸キュンエモコアをもう一度賞。

スタジオアルバムとしては10年ぶり、ていうかこの令和にあのモーション市立ラブコメ学園の新作かよ!

しかも彼ららしい軽やかさと人懐こい柔和さを踏まえながら、その後の成熟で得た懐の深みと洗練さを交えては、一番美味しいレトロポップな大人泣きエモパンクどころを射程に。

甘酸っぱくて、だけど弾むくらいに軽やかハツラツポップで、だけど柔らかくてドリーミンでハートフル、勿論それを鮮やかに彩らんムーグシンセもたっぷりでエモさ倍増、そんなぼくたちの終わらない思春期よ。
おい見ろよ、おっさんが河原で泣きながら走ってるぜ!?

そうだ、みんな昔は童貞だった。
だって、キミも学園のマドンナに懸垂して告白したいだろ?
寧ろ懸垂して告白されたいだろ?
ドジな文系メガネっこのイチゴパンティに100%ラッキースケベしたいだろ?

…え、マジで?
大人なのに?
めっちゃキモいんですけど…。(ドン引き

9位:RAGE / 「A New World Rising」

RAGE / 「A New World Rising」

RAGE / 「A New World Rising」

2025年もジャーマンメタルはやっぱり最高だぜ賞。

ドイツが誇るベテランパワー・ヘンメタルRAGE、27thって大概なのに、なんでおっさんら、こんな元気なんだよwww

この2025年にもRAGEはやっぱりメロディックで、パワフルで、速くて、うっさい。
しかもこういう味わいはベテランおっさんメタルならではで、旨味と加減を知り尽くされてるうえにヘタれてもいないから、安定安心感に委ねられるぶんだけ、熱伝導力が高い。

ドイツ勢は、これ然りハピハピハロインの一家総出祭り然り、スラッシュ勢然りでいいの結構ありましたね。
今年もまたよろしくおねしゃす。

10位:Machine Girl / 「PsychoWarrior: MG Ultra X」

Machine Girl / 「PsychoWarrior: MG Ultra X」

Machine Girl / 「PsychoWarrior: MG Ultra X」

ラストはこれぶっこんどく。
12月になっていきなり駆け込んできた、US出身デジコア/エレクトロノイズ地下ユニットによる7th。

テクノ、ブレイクコアと、ハードコアパンクとグラインドコアを食い合わせたら見事にATAってRIOTに腹下したようなサウンドっつーか。
この令和にPRODIGYTHE DILLINGER ESCAPE PLANを悪魔合体させたら当然のようにカオス属性に振り切った上に、そこにMELT-BANANADISCORDANCE AXISの毒素が混ざってたっつーか、
そんな地獄悪夢を仮面ライダーゼッツばりに駆け抜けるような音楽世界観。

しかもそんな変態なくせに意識高いアート文系感のない、レイブ直系な体感ダイレクト派なのも爽快だ。
こういうのはやっぱ、音量なんぼでゴリッゴリに浴びないと。

次点?:DEFTONES / 「Private Music」

以上、2025年の年間メタルベストアルバム10枚でした。

今年はちゃんと週度のレビューで追いかけられた上に、割とさっくりコレ!って感じで10枚選べたので、もう他に追記もない、かな。

せめてあと一枚だけ許されるならば。
DEFTONES「Private Music」、これを番外で軽めに挙げときます。
尤もぼくの中では、次点とすれば他にもありそうってレベルですが。

DEFTONES / 「Private Music」

DEFTONES / 「Private Music」

リリース直後から各所話題で、特に英ケランゲの気持ちが珍しく満点放出の大盤振る舞い&ほわぽにをセルフ屋形越えした最高傑作ktkr爆誕とワッショイワッショイの大神輿。

勿論他でも絶賛やまなかったこれだったけど、確かに、いいものは、いい。

これが彼らの最高傑作かどうかはさておいて、グランジの果てにKORNが切り開いた90年代USモダンヘヴィネス文脈のその上に培った、UK的暗黒ゴシック耽美ていう彼らが行き着いた地平を改めて見せつけるかのような、「突出して出色とまでは思わないけど、これぞDEFTONESでは間違いなくある」という彼らに求めるものを令和仕様に合わせつつも相応ちょい斜め上くらいにちゃんと応えてくれた、つまりはブランド看板とY2Kニューメタトレンドへのニーズとに自覚的に見事呼応出来た秀作だったと思います。

んー、冷め気味に見えるかもですけど、なんかねえ。
興奮気味だったリリース直後のフンガフンガ落ち着いて改めて向かい合うと、いや、そりゃいいんだけど、でもこんなもんかなって。
まいいじゃん、だってどうせどこでもベスト内に入ってるやつでしょ?(やめろ)

おっと、長くなりました。
それでは2026年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

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