黒雑記2021 06/09:CANNIBAL CORPSEの新作がくれる、おっさんの明日への活力

黒雑記
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PitchforkでのCANNIBAL CORPSEの新作への評点が高くて笑った件。

いやね。
確かに凄くいんだよ、カニコーの新作。
てかマジ、最高なんだ。何せ今回から、エリックルータンが正式加入して製作に加担してる。
あのね、「カニコー+モビエン」だよ!?
この時代に。いい年こいて。夢のタッグマッチだ。そりゃ燃えるわ。

なのでよかったら、ちょっと聞いてみてくれ。

いやあ、この20年代に、カニコーの傑作だよ。快挙だよ。
ホントこいつら、すげえよな。
50半ばも近いおっさん達が集まって、20代の自身らの傑作を越えようってんだぞ。
普通にすごないか!?

だってさ、ちょっと考えてみてよ、カニ子だよプス子だよ?
「90年代のデスメタル勃興時からシーンを支えていた大重鎮」とかそういう権威看板の類とかそういうのはいいから置いておいてさ、んじゃぶちゃけ「CANNIBAL CORPSEって、本当にイカしてて格好いいよな!」なんて俺ら、絶対、6日前の朝に考えてなかったよね!?
そういう、少なくともトレンドフルなロックバンドじゃない。
言うてしまえば、90年代に頂点だった、とうに峠越えたおっさんもいいとこな50超えたジジイバンドだ。
にもかかわらず、それがすげえ、イイ。
そんなおっさんバンドが新作出して、それが最高ってのが、まず嬉しくなる。
おっさんだってまだまだ頑張れる、まだやれるって、元気をくれる。そこがいい。
いつだって人生は「挑戦」なんだ。
この歳になって挑戦者なんだ。血沸く血沸く。

そんなわけで、後日レビューしますが、このCANNIBAL CORPSEの「Violence Unimagined」が贔屓目なくマジでいいので、最近ヘヴィロテで毎日聴いてます。
正直に言うと、あんま評価の高くない前作「Bad Before Black」も個人的には大好きなんですけど、てか好みからすればハーコーなこっちのがなんですけど、でもイイものはやっぱりイイよね、と。
恐らく今回のアルバムは、今後「KILL」に続く後期カニ公の傑作とされていくんだろう、と思います。
いやはや、快挙。ようやったカニ。

あ、あとついでにもう一個最初に言っておくと、来週WEEZERクソミソに酷評しますね。
これはプロレスもあるので過度に本気にしないように。
でも、ということは、つまりは半分本気で、メタルなめんなよ案件ですね。
まあ、詳細は来週に。
一言で言うと、「NO MORE メタル泥棒」。
マジで、メタルなめんなよ!

さて。
個人的な話をするのが本来の趣旨である、黒雑記の水曜日なんですけどね。

いつだって人生挑戦なんだ、と先に書いたのも個人的理由があります。

実をいうと本日、数年程ずっとやっていたとある挑戦を本日、終わらすことを決断いたしました。
なんかもう、あれすね、終わらしていいのかどうか悶々悩みつつ、でもいざ終わるときは、割とスパッ!スカッ!という感じで、終わるべく終わったなあ、と。

まあ終わらせる、ということはつまりは失敗だったってことっすよ。
正直、全然ダメだった。
ちょっと読みが浅かった、…じゃねーな、完全に読み違えた。
かすりもしねーでやんの。

なので、これ以上やっても意味ねーな、てことで、終了。
当然ながら、これまで相当につぎ込んだコストは、返ってきません。
完全なる赤字。
完全なる惨敗。
そこで、これ以上にそれを産まないための、撤退を選んだわけです。
いやあ、やって判ったけれど、マジ難しいわ敗戦の見極めの上でどこに撤退GOするかって。

…でもね。
いいんです。
負け惜しみとか、そういうものでもなんでもなく、ここで得たものはそれなりに大きかった。
何より色々と挑戦と経験が出来た。
それだけで寧ろお釣り…はこないだろうけれど(笑)、でも踏み出さないと得られなかったものが得られた。
これはかなり大きいと、自分では思っていますね。

…んでね。
やってみて、幾つか大事なことが、判った。
自己啓発本によく書いてあるようなことが、でも言葉じゃなくて魂で理解できた的なやつだ。
そして間違いなくこれらは、「挑戦」してみないとわからない。ぼくが、だってこの年でそうだった。
なので、ここにアウトプットしておきます。

まず、「挑戦」というのは、すんげーバカみたいだけど、やってみないと、やった身でしか、判らないことが多い。いや、だから「挑戦」なんだと。
で、だからこそ「挑戦」は、繰り返すことに意味がある。
で、だからこそ「挑戦」は手数とスピードが勝負なんだ。
そうなるとつまり、「挑戦」とは、そもそもとして失敗を何回か重ねることなのだ、というのも判った。
そして、そこから「失敗を得る」ことなだとも、判った。
ということは、「挑戦」というのは最初から成功を狙うものでもないのも、判った。
なので「失敗」ですべてを失う一か八かゲームで飛び込むものじゃなく、最初から「失敗」を織り込んで、それでも「挑戦」が出来ることをやるものだ、というのも判った。

いやあ、ホント「経験」、「やってみる」って大事。
人間「言葉じゃなくて心から理解」っていくつになったって、「経験」でしか得られない。これホント。

なので、「挑戦」は、またやります。
とりあえず明日から一回休養して、でまた考えて、もっと考えて、もっともっと考え抜いて、でまたやります。
そしてダメだったら、またスパッとやめればいい。
その繰り返しで、人生は、いい。
やりきったことは失敗でも満足するもんだ、とかすげー陳腐な話が、ホントなんだわって思える。だからやったほうがいい。
ベタだけど言っちゃう。だって本当だから。

だって、50超えで再生産業務してた、いいオッサンのカニコーが、今頃にいきなりオッサン時代最高の傑作を作れるんだぜ。
だったら、俺たちだって出来ないわけがねーじゃん。
いつだって、やり方次第でひっくり返せるんだよ、人生なんて生きてさえいれば。
年齢とか関係ない。ワイでもまだ全然いけるはず。寧ろ、これから。

マジで、そう思ってます。
そしてカニコー、明日からの元気をありがとう。
ロックが、メタルがあるから頑張れる。
ほんとさ、ロックから元気もらう、てこういうことだよな。
少なくとも、懐メロを借りパクしてノスタルジービジネスにふける程度のもんからはもらえないもんだわ。(またかよ)

んじゃ、また明日。

追記:あとAMORPHISの中の人のソロもすごくいいので、最近晩酌のお供。
これも来週レビューします。

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