某メタル専門誌で先月巻頭カラーで華々しく独占インタビューされてたウルフギャング・ヴァン・ヘイレンの新作レビュー(↑)が、今月まさかのはみ出し扱いとかいう垂直落下な鬱展開に笑った。
あ、でもぼかー割と好きかもですよ。
なので来週、レビューアルバムに選びます。
さて。
本題の水曜の黒雑記。
そして毎月月初の水曜は、前月の振り返り企画とすることにしました。
というわけで、2021年6月のベスト3枚を早速セレクトしてみましょう。
3位:THE ARMED/「Ultra Pop」(86p)
まずは3位、THE ARMED。
このジャケが何をいわんや。
ソウルみたいなジャケで、悪辣メタルとか、考えても普通はやんねーだろ!?
そんな彼等の音楽性を例えるなら、「青酸カリと悪意を人工甘味料で包んだ猛毒キャンディ」。
ニューウェイブとポストパンクとノイズミュージックのミックスキャンディの中に意図的に悪意でグラインドコアぶちこんだようなもの。
こんな非人道的なもの誰が作ってんだと思ったら、CONVERGE絡みでした。
ってセンスが流石すぎるだろ!
細かい背景解説は、寧ろ「今週のチェック」のところ(↓)で細かに書いてますので、確認されたし。
2位:RISE AGAINST/「Nowhere Generation」(85p)
これ、正直言うと実はレビュー時点では、まあちょい盛ってあげて79p止まりじゃねーの?って感じでした。
黒い崎っぽを平日からちろっと出しちゃうけどさ、だって今更RISE AGAINSTかよって感じじゃねっすか?
悪いんだけど正直、落ち目じゃねっすか?
オワコンでしょと。
いや、だってどう考えたって、上昇気流にはないよねと。
…で、一週間後。
はい。
さーせんしたーっ!
おいどこのバカだ、落ち目とかしった面でほざいていたやつは!
まず、音楽性面としての、成熟とバラエティの程よさ。
新機軸をも無理なく地に足ついたものでこなしつつ、その懐の広さ。
またその、ポップ性の高さ。
そして。
そんな大人のロッカーのふるまいを見せながら、にも拘わらず熱度が損なわれていない。微塵足らずとも。
どころか、やもすれば高まっている。
なんだろ、なんでこんな熱いんだろ。
なんでこんな熱くいられんだろ。
したら、目線がちゃうのな。パンク親父としての。
そんな大人のハードコア、ここにあり。
もう色々書きすぎたので、これもレビューの下に追記してある、今週のチェックに書いたこと読んでください。
取り敢えず、今はこのくらいのポイントまで高まりました。
1位:CANNIBAL CORPSE/「Violence Unimagined」(89p)
これはもうズルいわー。
ルータン加戦とか、反則だわー。
つっても、実際んところは、いつもそんなに変わらないんだけどね。
毎回、ああ、これこれ、これがカニコって感じ。
なのに、ルータン一匙で風が変わるから、デスメタルって面白い。
うなるギュルルルギターに、威風たる風格。
脳筋が覇気も備えたらチート確定っていう好例。
はい、
以上が今週の黒雑記、6月のベスト三枚、でした。
次週は体力と気力と興味があれば、上半期とかのベストもやりたいっすね。
まあ、しょうもないネタが出てきたら、忘れたふりしてそれ書いちゃうかもですがね。