トルコからもらったロシア装甲車キラーのドローン飛ばしては「こいつでロ助ども37564したるどー」とはしゃいでFacebookに挙げてバカッターしたコメディアン大統領に、遂にプーたん激おこ。
こっからはド派手に行くぜとばかりに軍事侵攻し、今や世界中の絶賛悪役トップランカーをひた走っては連日報道が繰り返されている、ロシア情勢。
おかげでネットやSNSにそこかしこで湧いた、やれユダヤだソロスだDSだとのなんとも香ばしい陰謀系ターを眺めるのも楽しい日々が続いている次第だが、それらはもうある種アレがアレになっちゃったアレどもと放っておくとして、ここではちょっとばかり補助線めいた与太話を垂れ流してみるとする。
なお、あくまでウチの本業は音楽批評ブログなので、決して本気に捉えないことを予め強くお勧めしておく。
ということで、まずは戦地メタルJOURNEY、ウクライナから。
2014年のクリミア併合んときは、最前線に送ったはずの兵士たちが勝手にバスでぞろぞろ大量に帰っちゃったりしたもんだが、あれから8年。大量に人を殺させることにかけては世界一のアメリカ帝国様のご指導のたまものか、今や結構な善戦をしているご様子とか。
そのおかげでキエフ陥落の見込もまだ見えず、当初は余裕で数日内に堕ちんだろwwww?と鼻くそほじってたプーたんも、さぞかし今頃ボルシチすすりつつ焦っていることだろう。
とはいえ、これでもうウクライナのNATO加入筋については完全終了のお知らせで、これはもはやゼレンスキーの来世にご期待下さい以上。
というか、ウクライナといったら、元々からしてロシア屈指の重要軍事製造拠点だ。
EUの本音中の本音からすれば、そんな危なっかしい火種を懐のNATO入れするなんて、つもりすらもハナっから毛頭なかったんじゃないだろうかと推測する。
結果、この後長期戦の果てに、仮にロシアの思惑通りにウクライナの現政権が倒されて中立国化し、傀儡政権が建てられようが、しかし当分の間は内戦に次ぐ内戦の泥沼になるのもほぼ確といったところか。
もっとも現状、その見込すら薄いわけだが。
さてそんなロシアの国内を見れば、プーチンもいよいよ終わりの始まりの始まりが。
遡ればチェチェン時代から、周辺にドンパチ仕掛けて内政固めるのが俺様プーたん流という専売特許。
よって今回も、当初は2024年の選挙に向けてってなハラも少なからずあったのかもしれんが、しかし流石にこうもなっては逆効果どころか、下手すりゃ命取り案件。
なにせ一旦手をあげた以上、とてもじゃないがハーイ失敗でしたーと手ぶらじゃ帰れない。
だから現状で退却の道が全く見いだせず、ズルズルとこのまま長期戦にもつれ込むのはもはや時間の問題。
なにせウクライナも言うて大きいからな。結果、大量に軍隊貼り付け続けて軍事費注ぎ続け、国力兵力を散々疲弊させ、最悪パターンで石油枯渇待ちとすらなりかねない有様だ。
ましてやプーの権力基盤は、海外資産凍結されると首がキュっと締まる国内裕福層、なかんずく天然資源利権。
だからSWIFT排除などの金融制裁は、実際、痛くてかなわない。
しかも、それらもあっての国内経済ズタボロ展開が早くも見え始めており、となればくだんの大統領選に向けて、もうそろそろすりゃ足元のモスクワがキナ臭くなり始めたってそれほど不思議じゃないだろう。
一方、NATOに隠れながら時折ひょいひょいと顔を出しては、鼻っ面のバルト三国でミサイル演習の花火ぶっこいたり、中立国ノルウェーにリムジンよろしく原子力潜水艦でわざわざ乗り付けてパーリィしたりと、嫌がらせのようにプーの沸点をウェイウェイ煽っては、ねえ今どんな気持ち?してきたのがアメリカだ。
とはいえ、さすがにこないだアフガンからの軍事撤退にドヘマこいた挙げ句、カブール空港でタリバンにブルって逃げ飛んだ飛行機から生きた人間をわらわら落っことしてみせるという「リアルムスカやってみた」動画をCNNにすっぱ抜かれてテヘペロ☆したばかりのバイデン。
ましてやこのインフレ直下の絶賛支持率どん底な中、選挙を前にして軍なんかとてもじゃないけれど出せるわけがない。
「お前のものは俺のもの、ていうか元々俺のもの」という極右の剛田ニズム宣言で隣んちの台所に入り込んだレイプ魔を、口じゃ一応けしからんというけど手は決して出さないのが今どきのアメリカンポリスのトレンドだ。
勿論プーのやつもそれを十分に判ってっからこそガチ侵攻決めこんだわけだが、それをさておいても、そんなロシアの挙動をしめしめとほくそ笑んでいる可能性だって十分考えられる。
事実、石油高騰で喜ぶのは、気候変動対策の足かせでガス石油放出に苦心していたバイデン政権だったり、あるいはそれで潤うシェールガス利権だったりするわけで、ましてや政敵トランプのバックはロシアンコネクションだったりと、あれあれ~おっかしーなーどれも都合がいいことばっかりだよバイバイデーン。
それと最後は、中国。
資源の狙い先カザフにロシアが踏み込んだときはラブロフんとこに電凸すらカマしていたもんだが、今は全裸待機でロシアSWIFT排除マダアルカー中。
というのも、ロシアへの金融制裁が進めば、そりゃまー自ずとロシアは天然資源を犠牲に中国外資に頼らざるを得ない。
だから中国は今、アメリカの出方を自身の台湾侵攻に重ねてつぶさに観察しながら、しかしどこぞのよきタイミングでロシアに貸しを作りつつ、シベリア資源をごっそり引き出してやろうかと舌なめずりしている真っ最中だ。
尤も、今んところはそんな腹を極力隠しながらG7の口調にあわせて「けしからん」を棒読みしつつ、アメリカの説得要請にはうまいことスルー、といったところか。
以上、本気にするかどうかは読み手次第だろうが、どこぞのINVOCATORよりは遥かに現実的にデスラッシィーな与太話をつらつらと。
勿論、そこかしこのロシアンジョークとNATO東方不拡大の口約束だけはくれぐれも本気にするもんじゃないとプーも言ってた。(やめろ
それと上のアイキャッチ画像は、米中ロ(ロシエルだけに)パイ立。
うーん、どっちもいいにゃーん。
(2022年3月8日現在)