黒雑記2021 08/28:忘備録と、あと黒崎「今週のチェック」やめるってよ

黒雑記
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ここんところ聴いたものを、一言、二言ほど。

SEPULTURA/「SepulQuarta」

今週のレビューの追記というか、ぶっちゃけアルバムはどうでもいんだけど、そこでは書ききれなかったアルバムの収録からこぼれたYoutube動画について幾つか補足しておく。

アルバム収録から漏れた”Biotech Is Godzilla”からのパンクメドレー。
ゲストで出演してるのは、SYSTEM OF A DOWNシャヴォ・オダジアンに加えて、ブラジルのパンクバンドTITASからトニー・ベロット
ここでは自身の曲”Policia“をセルフカバーしている。

実は昨日ニューアルバムが出たばかり(まだ聴いていないが)の、ウクライナのメタルコアバンド、JINJER
そのギタリストが参加。

その他にも、幾つかあるので、つべを漁ってみるのも結構面白いかと思いますね。

THE KILLERS/「Preassure Machine」

あれ、キラーズってこんなバンドだったっけ?
…というくらいに、死ぬほどクソ地味で内省誰得信者向けありがたいお壺アルバム。

なんすかね、これ。
バンドもあんま大っぴらに売る気がないのか、つい去年の夏に前フルレンス「Imploding The Mirage」を出たばっかなのにこれを即出し、かと思ったらもう既にそそくさと次のアルバムに取り掛かっているご様子。
後で「あったあった」にするつもりすら覗くかの、場繋ぎアルバム。

大体、ファン以外に「これ聴くならKILLERSじゃないといけないんですぅぅーっ!」と訴えるような、ここでしかいけない価値とか意味とか説得力って、何かあんの?
だってこんなん、普通にBRUCE SPRINGSTEENでも聴きゃいーじゃん。
ましてや、やれバンドメンバーの生まれた片田舎の小さい町がどうとかマジ知らねーし。ファン以外、おっさんの故郷話なんて微塵の興味もねーし。
それでも趣味でやりたいっつーんなら、今どき商品化すること別になくね?ファンサイトでDLでもさせてろや。
以上。んじゃ、次。

 

…なーんだろどーせ、と穿って斜に構えて向かったら。

あれ?
あっれー。
おっかしーな。
この雄大に吹き晒す大陸的なアメリカン・ロックの気持ちよさに、ついほろっと許しかけてしまった。
いや、許してしまった。

…ええと、あのですね。
正直に言っていいすか?

ええと…割と、いや普通に好きっすね、ぼかあこれ。
いや、これいいぞ。
なんだろ、当たり前なのにも関わらず、だからこそ今の時代にこそ響く大陸的なアメリカン・ロックだ。
やれコロナの喧騒だアメリカの分断だうんこだとロキノりたい連中が一見もっともらしいけど中身のない果てしなく薄っぺらい文言でどうせポエポエ塗り固めオナニーしたがるんだろうけど(※註1)、そういうのを一切合切ひっぺがしてまるめて燃えるゴミにぶっこんで、それでも普通に鳴り響き、普遍に響き渡る、ごく普通のアメリカンロックだ。(※註2)

…と噛み締めているうちに、なんだかんだで数周しちまったよチクショー。

レビューなんざする気の微塵の欠片すらもなく、ただのお試し消化で流したつもりだったんだけど、んー…。
もう少しだけ聴いて染みてきちゃったら…なんかこう、ちょっとだけ書こうかな…。

くそう、キラーズのくせに。

 

※註釈1:あくまでイメージです。
※註釈2:この一文が完全にそれ→「ロキノりたい連中が一見もっともらしいけど中身のない果てしなく薄っぺらい文言でどうせポエポエ塗り固めオナニーしたがる」

WOLVES IN THE THRONE ROOM/「Primordial Arcana」

USエコブラック注目株の新作。

いやそんな悪くないんだけど、でもただそんな悪くないだけで今更全く何も言うことがないのでスルーしました。

まあ、でも普通に悪くはないです。
ただ、以前みたいに普通以上によくもないだけです。
ってなんかpitchforkも要約すると似たようなこと低評点つけて言ってた気がすんな。まいいか別に。
以上。

 

…あ、そうそう。
それと、ついでのお知らせであります。

ここんとこ元々週イチでの更新のためのものだった土曜恒例の「今週のチェック」なんですけど、もう役割を終えた感があるので、今週で…ていうか先週もやんなかったんで、終わりにしますね。

だって、元々は土曜日のみの更新ということで、毎週4枚をレビューとして取り扱っていたんだけど、それをやめて個別に挙げるようになったらそっちでうだうだと書くようになり、その結果、別にアルバム全部について後から補足するようなことって特別なくなってしまいまして。
だったらもういらなくねーか?と。

代わりに、今後土曜はこうして「黒雑記」の日として雑談などを交えつつ、もしその週分のレビューに対して補足があればそこで加筆したり、あるいはフォローしたり、言い訳したり、そんなことをするようにしますね。

ではまた来週。

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