先週の「黒雑記」では、「よつばと!」新刊に対するかなりガチな漫画批評をしたので、今週は打って変わって好き勝手なユルッユルにしてやんよ。
こないだ週末に、それこそ週末なので終末なだけに「終末のワルキューレ」の新刊を買ってきまして。
まあ、やっぱり例によって最高なわけですよ。
スピンオフのほうはどうなんだ?となりますけれども、いやあれは別枠だからと置いておくとして。まあ、クソなんですけど。(あっさり)
でも本編は、順調に、安定に、最高です。
何がいいって、終始徹頭徹尾、ザ「脳筋」。
大体、「神と人間の伝説、どっちが喧嘩が強ぇーか」って前提自体がザ「脳筋」の産物なもんだから、人間はおろか神もへたくれもなく、みんな単純に、脳筋。
人類皆どころか神も揃って、ぼくらの世界は脳筋で出来ている。
脳筋・ザ・ワールド。
そんな脳筋の脳筋による脳筋のための脳筋バトル漫画やっているわけで、最初こそは正直なところ、胸ワクな反面こんなもの90年代に「孔雀王」とそのフォロワーが全部やり終えてそこそこ失敗し尽くしてんじゃねーか大丈夫かなあ設定負けしねーかなとちょっぴし思っていたんですけど、でもそんな心配を横目に順当に脳筋でかっ飛ばしまくってくれて、んで早くも11巻です。
で。
今回の出番は釈迦とね、まあネタバレしない程度にしておきますが、ものすごく控えめにだけ一言言うならですね、
今回もガチ胸アツでした。
あ、そういやこれって最初から中二病ヤンキー漫画だったよね、と根底を思い出させてくれました。
結論するとですね。
この漫画は脳筋なので、要するに神がどうとかを一旦置いて考えてみると、根本がヤンキー漫画とそう変わりません。
なので、しょうもないことで「ビキっ」てなって、でマガジンマーク「!?」がそこかしこに飛び散ってもおかしくない。
そんな不安定さも含めて、ぶっちゃけ完全にヤンキー漫画のそれと同等。
舞台は神の楽園とか言ってますけど、普通に治安のレベルは「特攻の拓」の聖蘭高校の贔屓目にそれ以下。
そんなヤンキー漫画で言うところのマー坊くんこと釈迦が、舞台に出てきてるんだから、そりゃあ盛り上がってます。
しかも、設定自体は厨ニな神々のままに。
そりゃ盛り上がんだろ!?
いいねえー!!
こういうのがいんだよ。
つーか大体。神話でヤンキーとか、最高にイカしてんだろ!?じゃなきゃ、イカれてんだろ?
そこがいいのです。多分後者的な意味で。
それはさておき。
しかも、聞いた話というか、その単行本に付いてきたオマケの情報なんだが、なんでも最近ではその「終ワル」のフォロワーが出てきてるらしい。
曰く、「魔女大戦」。
なんでも歴史上の女帝が集まって、女「終ワル」みたいな一大トーナメント戦、つまりは歴女による天下一武闘会、暗黒武術会、或いは刃牙の地下トーナメントとかあとなんだサンデーで連載していた幽遊白書のやつとかそんなのをやるっていうのが出てきてる。
ってその話だけ聞くとかなり10週突き抜けなイメージしか沸かないけれど、でもちゃんと「賭けグルイ」の人に原作者つけて、かなり腰入れてきてる。
しかも一回戦が、巴御前×エリザベス・バートリーときた。
み、み、見てえ…。
果たして、これがSTONE TEMPLE PILOTSになるのか、或いはSILVERCHAIRで転んで消えるのか。
ちょっと楽しみなところです。
はい。
閑話休題。
あとは他愛もない話をば。
こないだは幸せな日曜日だったので、本屋以外にも古着屋行って、レコ屋行って、酒屋とマイルーチン巡りしてました。
その戦利品が、これ。
まず、このMETALLICAのTシャツは、UNIQLOが何年か前に出したもの。
そのときにはスルーしていたけれど、古着屋で目にしてめたくそ欲しくなった。
実際、柄のセレクトがいいセンスしてる。
元ネタは、”The Shortest Straw“と、ジャスティスアルバムでのシングルカット中下手したら一番地味な曲の、しかもそのパスヘッドジャケ。
ユニT以外のことを考えたら、この上なく最高だ。
でもあの頃は「いやだってUNIQLOのだろ?(笑)」と思っていたものだけど、いやはや時代というのはやっぱり動くもの。
今では全然、アリアリだものなー。
そこで、ちょっと本日、コデってみる。
色味入れてやりたくなる。
ロングシャツに、レザーバッグ入れてみる。
こういう、ただのモノトーンにならないのが最近の好みだったりする。
ほい。
アイテムは…なんて話をしていると、そこらへんは服好き話になるので、「WEAR」のほうで。
おっと、
それとMETALLICAのこのTシャツに加えて、上に挙げたあたりのレコードを買いましたが、これらについては、また別の日曜ヴァイナルカフェにてどうぞ。
特にTOUCHは、新譜も出たので記念品。
記念、てほどでも新作はねーんだろけどね。
つーか新作も、40年近く経っているというのに、あんまり変わってません、根本的に。
オヤジのための酒の肴メロハー、オールドハードロックを性懲りなくやってる感じ。
おっさんだけが楽しめる作り。
おっと、ついダラダラと書いてしまいました。
でもそれが本来の「黒雑記」の狙いでもあるので、まいっか別に。
そんな週の真ん中水曜日。
それでは。また来週。