DINOSAUR JR./「Sweep It Into Space」(76p/100)

アルバムレビュー
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DINOSAUR JR./「Sweep It Into Space」(2021)

 

ただ一言、「染みる」。
以上。それだけ。
だからもう、それ以外の評文はこれ以降に書く程のことでもなくって、もうそれだけで終わりでいいんじゃないか。
これはつまるところ、そうとしか思えない類のアルバムだ。

オルタナティヴ・レジェンド、ダイナソーJr.。
米カレッジロックの巨獣、再結成の前後含めてこれでかれこれ通算12作目というが、しかしそれでもやっぱりダイナソーはダイナソーとしてこの2021年を生き長らえていて、そしてそれが今ここに、何ということなく響いている。
本当に何ということなく、だ。
久々に起用した外部プロデューサーや、迎えたゲストの客演。本作にはそんな外部刺激による変化要因があったはずなのに、にも関わらずそれがほとんど変化要因となっていない。だから良くも悪くも、変わってない。

そんないかにもダイナソーらしい、 J.Mascisらしい、なんともありきたりでごくごく普通の、しかし普遍の、不朽のギターロックが、枯れを進ませながらも、ここにまた、何ともいうことなく響いている。
それが何より、「沁みる」のだ。

DATE
  • アーティスト名:DINOSAUR JR.
  • 出身:US
  • 作品名:「Sweep It Into Space」
  • リリース:2021年
  • ALTERNATIVE、GUITER ROCK他
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