連休後半戦。さあ、令和も開けたし、お陰様でたーっぷり休養したし、天気も良くなったし、ここからは一気に始動に向かうでGO-GOず。
おっと息巻くその前に、まずはコオヒイひいてレコオド流して休日朝恒例ヴァイナルカフェ。
THE GO-GO’S /「Vacation」 (1982)
みんな(おっさん)大好きGO-GO‘S。
そしてGO-GO‘Sといえば、そりゃあもうヒット作&代表作は入浴百合フォト裏ジャケ1stなんだけど、この2ndも売れた後だけあって、さすがによく出来ている。
さてこのGO-GO’Sというのは、元祖ガールズパンク、というか80年代アイドルバンドのハシリとして知られた存在だ。
大体、西海岸らしいへたっぴおにゃのこ明朗溌剌快活可憐サーフガラージパンク@ちょいピコもあるよを、当時のニューウェーブの殿堂レーベルIRSから出す、ていうのがだな、まー如何にもMTV勃興時代らしいアイドル戦略であるわけで、そんなん嫌いな男子なんていませんby脳内大野さん。
尤も彼女らというのは実をいえばステージ叩き上げ組で、意外にもパンク全盛の英国にもちゃんと渡英ツアーしていたりする。
しかも向こうでもちゃんとしたパンクレーベルからシングルまで出している……はずだ。うん。(記憶曖昧)
いずれにせよその結果、本作が米本国でめちゃ売れした挙句、これまでの女だてら系、男勝り系ばかりだったウーマンロックの流れが、ここらから変わっていくという。
何せ、時代は80年代初頭だ。
ベトナム戦争の反省からオイルショックとスタグフレーション(不況下のインフレ)という暗くて重い70年代から脱して、明るくポップな時代に向かったばかりの話だ。
時代が求めた、というと聞こえがいいが、つまりはそういうシーンの「気分」にマッチしたのだろう。
そんなまさに80年代という新時代、そしてMTV、ビジュアル時代、アイドル時代へと向かっていく(GO-GO’S)、新時代の幕開けの先駆けがこのアルバムだった。
今からすれば、そんなアイドルガールズバンドのエポックメイカーが彼女らだったのかもしれない。
しかしそれはそうとして、当たり前ながらに若くてかわいいな、この頃のベリンダ・カーライルは。
歌声にも、その可憐な透明感が溢れ出ている。
おっさん殺しも止む無しやでこりゃ。
10年以上前にサマソニで再結成ライブを見た時も、あの頃はまだかわいいおばちゃんって感じだったけれど、でも流石に今はどうなんでしょうか…。
あ、ちなその再結成アルバムも名盤につき、ご興味あれば。
ではでは。
- アーティスト名:THE GO-GO’S
- 出身:アメリカ
- 作品名:「Vacation」
- リリース:1982年
- PUNK,POP ROCK,GUITER ROCK,INDIE ROCK,GIRLS ROCK他
よって、そのほとんどが70~80年代の古いものばかり。
尤も音楽批評というかしこまったものよりは、大概がただの独り言程度のたわいない呟きなので、ゆるーく読んでいただければ幸いです。